内容説明
ジャズの創世期の時代状況から始まり、有名アーティストのエピソードや、ブキー・ウギー、デキシーランド、バップ、クール・ジャズ、モダン・ジャズ、ファンキーなどさまざまなスタイルの発生と栄枯盛衰を、その背景や人間模様、人種問題などを織りなして紹介した、楽しんで読める歴史書である。「ジャズにおける模倣の問題」、「チャーリー・パーカーの死の瞬間におけるモダン・ジャズ界を斬る」など、題を見ただけで読みたくなる24章。
目次
ジャズ史の背景
初期のニグロ・ジャズメンたち
ルイ“サッチモ”・アームストロングを分析する
エメット・ハーディという男
ジャズにおける人種的偏見
レコードをききながらの妄想
ジャズ・ヴォーカルの変遷と鑑賞
ジャズにおける模倣の問題
ブキー・ウギー物語
ジーン・クルーパ物語
ベニー・グッドマンという男
エディ・コンドンという男
ウディ・ハーマンという男
ディキシー・ランド・スタイル
ディキシーランド・リヴァイヴァル
カナ書き談議
デューク・エリントンという男
クール・ジャズ
モダン・ジャズに関するノート
ジャズの将来について
ファンキー考
チャーリー・パーカーの死の瞬間におけるモダン・ジャズ界を斬る
1967年のジャズに思う
1988年のジャズに思う
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イボンヌ
8
なぜこの本が家にあるのか思い出せませんでした。ジャズ概論のような本なのでしょうか。私が知る数少ないアーティストの名前も出てきます。それくらいしかジャズについて知りませんが、本を読む時はジャズを流しています。ユーモアに溢れる文章で楽しく読めました。2020/05/24
イヌトム
0
情報量が沢山で楽しかったです。また読み直さないと2016/11/06
カズ
0
ディキシー~スウィング~バップ このあたりのジャズ事情が大変興味深く書かれてあって、ジャズ好きとしてはとても面白く読めた。 納得の一冊。2016/09/09
くりたろう
0
ジャズ史を知る名著2020/08/02