内容説明
１９５５年、アメリカにロックン・ロールが産ぶ声を上げて以来、幾多のミュージシャンがヒット・チャートをかけのぼっただろう？“ロック・アラウンド・ザ・クロック”から始まって、ボブ・ディランのデビュー、フラワー・ムーヴメント、サザン・ロックの席捲、ニューヨークに起こったパンク、ウエスト・コースト・サウンド、そしてマイケル・ジャクソン、マドンナ、ブルース・スプリングスティーンまで。アメリカン・ロックの本流を追い、写真で構成した本書は、ロックの歴史を一挙に見渡せる格好の入門書である。
目次
ロック・アラウンド・ザ・クロック
ボブ・ディラン
花のサンフランシスコ
シンガー・ソングライター
サウンド・オブ・サウス
パンク
スーパースター
ミュージック・ビジネス
ＭＴＶ
ボーン・イン・ザ・Ｕ．Ｓ．Ａ．
ライヴ・エイド
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nightU｡U*)｡o○O
1
ロックの勃興から70年代前半までは的確に、短い文章でまとめられているがそれ以後は事象を追うだけだったり、贔屓目が露骨だったりで、正確な批判性がない書き方になっている。それは執筆時にはまだどう書いたらいいか見当がつかなかったからか。しかしアメリカの国政や英との関係、なにより地理性を考慮した見方はロック史として大胆で、かつ豊かなものになっている。こうして見るとUSロックはある時期まで東西南北の地域性の拮抗の戦果だったように思える。2014/07/15
