著者等紹介
島多代[シマタヨ]
絵本研究家。日本国際児童図書評議会(JBBY)会長。1937年、東京に生まれる。聖心女子大学卒業。20世紀前半を中心とした絵本の蒐集と研究に携わり、絵本資料室ミュゼ・イマジネールを主宰する。国際児童図書評議会(IBBY)では初のアジア出身の会長を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヴェネツィア
289
文のエリナー・ファージョンは、イギリスの詩人・童話作家(代表作は『麦と王さま』)。絵のエリザベス・オートン・ジョーンズはアメリカの美術家で絵本の挿絵を数多く手がけている。本書は英語の原文と日本語訳を併記するスタイル。文はお話を語るのではなく、神様への祈りの言葉。したがって、文も絵も限りなく優しいタッチである。キリスト教系のこども園などにはぴったりだと思うが、それ以外の園での読み聞かせは、読み手を選びそうだ。2023/11/11
けんちゃん
25
神様への祈りの形をとった詩が、優しいイラストとともに美しい日本語に訳され、思わずアーメン、とつぶやきたくなります。作者であるエリナー・ファージョンの名前は初めて聞きましたが、「ムギと王様」の作者とのこと。あ、このタイトル知ってるなぁ、機会があったら読んでみたいなぁと思いました。2012/04/13
ochatomo
14
アメリカの絵本 抒情的な絵はエリザベス・オートン・ジョーンズさん 島多代さんの訳はそのままの固い感じ 「おやすみかみさま」(島さんの訳だと「こどものためのいのり」)の方が好み 原題“A Prayer for Little Things” 元本1945年 2010刊2021/02/03
ラグエル
11
根源的な、本質的な部分では、あらゆる宗教は宗教や民族や言語の垣根を超えることができると、信じたいもの。こういうことが大事で、こういうものを守るべきなんだって、気づけ。ばかばか。どいつもこいつも。こういうものを泣かして、何がオトナか。エラそうなこと言ったって、エラくなんか見えねぇよっ。2012/11/13
まなか
8
“take care of little things,”から始まる小さな願い事。絵の色味がすごくきれい。こどもたちがお祈りするのは海外ならではだなと思いました。英語と日本語が両方のっているのがまた良かったです!2023/10/07