出版社内容情報
戦前・戦中・戦後八〇余年の医師としての生涯を、キリスト教的平和主義精神で貫いた苦闘の人生回想記。
内容説明
本書は、中川晶輝が、一九九八年六月から二〇〇〇年八月まで、十八回にわたって月刊『福音と世界』（新教出版社刊）に連載した文章をまとめたものである。
目次
中学時代
浪人時代二・二六事件の前後
慈恵予科時代
矢内原先生
予科から本科へ
独ソ不可侵条約
山中湖聖書講習会
第二次世界大戦勃発
同仁会へ
北京赴任
中国人と日本人
「国民儀礼」と『大東亜書翰』
応召と八月十五日
留用、そして戦犯との関わり
帰国するまで
帰国、そして発病
平和運動への参加
人間らしく生きる
著者等紹介
中川晶輝［ナカガワアキテル］
１９１７年２月２５日松山市にて出生。１９４２年９月東京慈恵会医科大学卒業。１９４２年１２月北京同仁医院（眼科）勤務。１９４５年８月北京仁民医院（眼科）に留用。同時に日本人戦犯拘置所に一日おきに往診。１９４７年１１月帰国。１９４８年３月衣笠病院眼科勤務。１９５３年２月白十字会村山療養園（現東京白十字病院・結核科）勤務。１９７２年７月特別養護老人ホーム白十字ホーム園長就任。１９８９年３月園長退任。引き続き専任医師として勤務。１９９３年７月白十字ホーム退職。キリスト者平和の会委員、安保反対キリスト者平和会議事務局長、日本友和会理事長及び理事、白十字会理事、アルヴィン学院理事、友愛の灯協会会長、全国老人福祉問題研究会会長などを歴任。日本基督教団信濃町教会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
