内容説明
多摩川河川敷内に、在日韓国朝鮮人が主体となって形成してきた小さな町がある。著者が牧師として仕えた教会は、日本の近現代史が刻みつけられているこの町で、人々の多様な生死に触れつつ、キリストの福音を分かち合う方途を模索してきた。
目次
ヨルダン寮(行く先も知らずに;最初の説教 ほか)
河原の生死(ミジャの名前は天に;ミファさんのハナニム(神様) ほか)
河原の教会の旅(歩くときに道はできる;私たちの礼拝と地域活動は固く結ばれている―平和の証をここで ほか)
牧師であること(明るく生きるすべを知っているか―シーハン先生のこと;新しくされる道―カーメルさんのこと ほか)
著者等紹介
大倉一郎[オオクライチロウ]
1950年生れ。北海道教育大学、聖公会神学院を経て、トロント大学インマヌエルカレッジ修了(M.Th.)。日本基督教団川崎戸手教会牧師を経て、現在溝ノ口教会牧師。訳書に、ボフ兄弟『入門 解放の神学』(共訳、新教出版社)
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