内容説明
主著『主の祈り』、単行本未収録のピリピ書講解、ヨブ、パスカル、ルター、バルト、高倉徳太郎、小塩力、斎藤勇らの内なる世界をあたたかな眼と深い洞察で描き出す。
目次
主の祈り―キリスト教の小さな学校
ピリピ書研究
エッセイ(エレミヤの悲哀と勝利;レフ・シェストフのパスカル論―アルベルト・シェーデリンによって;カール・バルト著『福音と律法』日本語版への序;大胆に罪を犯せ、しかしさらに大胆にキリストを信ぜよ;小塩力論;ヨブ記について;斎藤勇著『キリスト教思潮』(著作集第七巻)を読む
愛の讃歌―コリント人への第一の手紙一三章
聖霊のはたらき
苦悩せる意志
先生の肖像を見詰めつつ
受肉
教会の権威―ヨハネ黙示録一三・一‐一〇
十二月八日と十二月二十五日
家庭と教会について―S夫人に送る手紙
牧師退任の挨拶
プロテスタンティズムの真理
献呈の言葉―カール・バルト生誕七十年
日本の危機の中に百号を迎えて
礼拝での祈り
ルターの部屋
心をうつ音楽
夢のあとで
教会のなかの音楽
バルト先生訪問とイゼンハイムの祭壇画―バーゼルからコルマルへ
想い出と展望)