内容説明
古代ヘブライの預言者たちの幻は今なお民の安住の地を探し求めてやまない。民主主義のシステムが再び根幹から問われる今、民主主義を神学する。
目次
第1部 システムとヴィジョン(民主主義―終わりなき伝統;預言者的ヴィジョン)
第2部 歴史的・神学的連関(キリスト教という母体;近代の政体)
第3部 教会と民主化闘争(南北アメリカにおける公民権と解放;サハラ以南アフリカにおける植民地独立後の民主化闘争;東ドイツと南アフリカにおける民主主義の産婆役)
第4部 批判的な神学的考察(公正で民主的な世界秩序のための神学)
著者等紹介
グルーチー,ジョン・W.デ[グルーチー,ジョンW.デ][Gruchy,John W.de]
南アフリカの会衆派教会牧師を務めたのちアメリカに留学。帰国後、キリスト教研究所、南アフリカ教会協議会で働き、1973年以降約30年間、ケープタウン大学でキリスト教神学教授。現在は同大学名誉教授。著書Being Human―Confessions of a Christian Humanistで、2008年度のAndrew Murray Desmond Tutu prizeを受賞
松谷好明[マツタニヨシアキ]
1944年福島県生まれ。一橋大学社会学部卒。神戸改革派神学校(3年中退)、英国トリニティ・カレッジ・ブリストル神学校ならびにブリストル大学大学院(Dip.Th.)。Ph.D.(聖学院大学)。現在、日本基督教団館林教会牧師、ならびに聖学院大学総合研究所特任教授(ピューリタニズム研究室長)
松谷邦英[マツタニクニヒデ]
1973年英国・ブリストル生まれ。アメリカ・マサチューセッツ州立大学アマースト校卒(政治学)、国際基督教大学修士(M.A.)、同博士(Ph.D)。現在、塾講師、翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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