内容説明
世界教会協議会(WCC)が努力してきた宗教間対話への取り組みから、対話のあり方一般をめぐる神学的原則と、ユダヤ教およびイスラームとの対話の指針を示した、三つの重要文献を収録。エキュメニカル運動における基本的立場を確認し、他宗教との対話と共生の道を探る上で必読の資料。巻末に神田健次氏の解説。
目次
1 他宗教に生きる人々との対話と関係のために―エキュメニカルな考察(今日における宗教間の関係と対話;宗教的多元性へのアプローチ;手引きとなる諸原則 ほか)
2 キリスト者とムスリムとの関係(キリスト者とムスリムの出会い;イスラームとムスリムに関する理解;キリスト者とムスリムとの関係における諸問題 ほか)
3 ユダヤ教徒とキリスト者との対話(ユダヤ教徒とユダヤ教に関するキリスト教的理解をめざして;ユダヤ教徒に対する憎悪と迫害―継続的関心;キリスト者の真正な証し)
解説(エキュメニカルな対話の歴史;宗教間対話へのエキュメニカルな基本的考え方;ムスリムとの対話 ほか)
著者等紹介
神田健次[カンダケンジ]
1948年、新潟県に生まれる。関西学院大学神学研究科博士課程修了。ミュンヘン大学神学部留学。神学博士。関西学院大学神学部教授、WCC信仰職制委員、NCC宗教研究所理事他
村瀬義史[ムラセヨシフミ]
1976年、愛知県に生まれる。名古屋外国語大学外国語学部卒業、関西学院大学神学研究科博士課程前期課程修了。現在、同後期課程在学中。日本基督教団東梅田教会担任教師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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