市民的抵抗―非暴力行動の歴史・理論・展望

市民的抵抗―非暴力行動の歴史・理論・展望

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  • サイズ A5判/ページ数 263p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784400421269
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C1016

内容説明

本書は、ガンディーやキングなどの解放運動を特徴づける非暴力抵抗の思想と実践を、近代から現代に至るまでの種々の歴史を振り返って整理し、いかなる条件の下で市民的抵抗が有効な闘争手段たりうるかを綿密に分析した労作である。本書はまた、独裁や専制への抵抗のみならず、外国の侵略や支配に対する非軍事的な防衛戦略についても考究しており、軍事大国化する日本において改めて平和憲法の原点に立ち返る方途を考察するヒントとして極めて貴重である。

目次

第1章 市民的抵抗と“現実政治”
第2章 受動的抵抗の進展
第3章 サティヤーグラハから民衆の力へ
第4章 非暴力行動の力学
第5章 代替防衛とは何か―概念の誕生
第6章 市民的抵抗の戦略
第7章 民衆のエンパワーメントと民主的諸価値
第8章 一九九〇年代の市民的抵抗

著者等紹介

ランドル,マイケル[ランドル,マイケル][Randle,Michael]
1933年イングランド生まれ。平和活動家であり、ブラッドフォード大学平和学部の名誉研究員

石谷行[イシタニススム]
1931年、東京杉並に生まれる。13歳のとき長崎で被爆。国際基督教大学大学院教育学研究科修士課程において教育哲学を専攻。フルブライト交換留学生として米国ペンドルヒル、スワースモア大学、アーラム大学大学院で学ぶ。1969~99年、法政大学で教鞭をとる。日本友和会理事・書記長、日本キリスト教協議会平和委員会委員長、キリスト友会東京月会代表書記、良心的軍事費拒否の会代表などを歴任。2002年6月、逝去

田口江司[タグチコウジ]
1949年、静岡県に生まれる。上智大学で経済学を専攻。米国カンザス大学経済学修士課程修了。1981年から東京および横浜YMCAで英語と経済学の講師をしている。2001年から、外国籍市民のための申請取次のための仕事を中心として、行政書士の仕事も同時に行なっている

寺島俊穂[テラジマトシオ]
1950年、東京都に生まれる。慶応義塾大学法学研究科修士課程・博士課程政治学専攻において西欧政治思想を専攻。1982~2002年、大阪府立大学総合科学部で教鞭をとり、現代政治論と政治学を担当した。2002年から関西大学法学部で政治哲学を担当している。1999~2002年、日本平和学会非暴力コミッションの責任者を務めた
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