出版社内容情報
悲しみとは何か? 悲しみにはどのような意味があるのか?
心理学の諸家との対話や実践例を通して、死別に伴う悲哀反応のさまざまなかたちを考察。従来の段階モデルに代えて課題モデルを提示し、悲しみを乗り越える道のり、そのために援助者がなすべき寄り添いのありかたを、丁寧に説明する。傾聴・牧会の入門書としてドイツで広く用いられている定評ある教科書。
著者から日本の読者へ
本書が今回被災された方々、専門の支援者やボランティアの支援者、喪失の悲しみのなかで魂の支えを求め、その支えを差し伸べようと望んでいる全ての人々の一助となることを望んでいます。
著者 ケルスティン・ラマー(Kerstin Lammer)
フライブルク福音主義単科大学教授(ゼールゾルゲ、牧会心理学)。神学博士。米国の病院チャプレン、精神障害者施設の牧会アドバイザー、教会での牧会、大学や牧師研修所において牧会の指導者を歴任。
訳者
浅見 洋(あさみ・ひろし)
石川県立看護大学教授(哲学・医療倫理)。
吉田 新(よしだ・しん)
ハイデルベルク大学東アジア研究センター日本学研究所客員研究員。
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