出版社内容情報
バルト、ティリッヒなきあと、主題も主体も分散・越境・多面化した現代神学を鋭く解明。文献案内・神学史年表を付す。
内容説明
バルトやティリッヒといった神学的巨人亡きあと分散・越境・多面化している現代神学の営みを、シャープな筆致で分析。解放の神学、フェミニスト神学、ポストモダン、ポストコロニアル、ポストリベラル、宗教右派の神学などを明快に位置づけ、21世紀における神学の課題に迫る。
目次
はじめに―今、神学に何が起きているのか
世俗化の神学と「宗教なき時代」のキリスト教―アメリカはボンヘッファーを誤読したのか
黙示録的時代を告げたラディカル神学―「神の死の神学」の誕生とその後
政治神学は未来の変革を告知する―イエスの想起と終末的希望を語り継ぐ
黒人神学とアメリカ周縁社会の希望―黒人神学の新世代は何を語るのか
ポストモダン時代のフェミニスト神学―多様に「女たちの経験」を綴る
解放の神学は貧しい者を選択する―マルクス主義から民衆の基層文化へ
アジア神学とポストコロニアルの展望―「文化」、「民衆」、「解放」のキーワードの次に
宗教の多元神学とグローバル危機―紛争の時代に宗教の対話は可能か
プロセス神学は経済とエコロジーに「進化」する―新古典神論から解放主義へ〔ほか〕
著者等紹介
栗林輝夫[クリバヤシテルオ]
1948年東京生まれ。国際基督教大学卒業。東京神学大学大学院修士修了。ニューヨーク・ユニオン神学大学、ジュネーヴ大学(スイス)、ハンブルク大学(ドイツ)、クエルナヴァカ国際資料研究所(メキシコ)に留学。グラジュエイト・セオロジカル・ユニオン(米国カリフォルニア)にて客員研究員。Ph.D.(哲学博士)。現在、関西学院大学法学部教員
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感想・レビュー
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Atsushi Sakamoto