現代神学の最前線(フロント)―「バルト以後」の半世紀を読む

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現代神学の最前線(フロント)―「バルト以後」の半世紀を読む

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  • サイズ B6判/ページ数 279p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784400327653
  • NDC分類 191
  • Cコード C1016

出版社内容情報

バルト、ティリッヒなきあと、主題も主体も分散・越境・多面化した現代神学を鋭く解明。文献案内・神学史年表を付す。

内容説明

バルトやティリッヒといった神学的巨人亡きあと分散・越境・多面化している現代神学の営みを、シャープな筆致で分析。解放の神学、フェミニスト神学、ポストモダン、ポストコロニアル、ポストリベラル、宗教右派の神学などを明快に位置づけ、21世紀における神学の課題に迫る。

目次

はじめに―今、神学に何が起きているのか
世俗化の神学と「宗教なき時代」のキリスト教―アメリカはボンヘッファーを誤読したのか
黙示録的時代を告げたラディカル神学―「神の死の神学」の誕生とその後
政治神学は未来の変革を告知する―イエスの想起と終末的希望を語り継ぐ
黒人神学とアメリカ周縁社会の希望―黒人神学の新世代は何を語るのか
ポストモダン時代のフェミニスト神学―多様に「女たちの経験」を綴る
解放の神学は貧しい者を選択する―マルクス主義から民衆の基層文化へ
アジア神学とポストコロニアルの展望―「文化」、「民衆」、「解放」のキーワードの次に
宗教の多元神学とグローバル危機―紛争の時代に宗教の対話は可能か
プロセス神学は経済とエコロジーに「進化」する―新古典神論から解放主義へ〔ほか〕

著者等紹介

栗林輝夫[クリバヤシテルオ]
1948年東京生まれ。国際基督教大学卒業。東京神学大学大学院修士修了。ニューヨーク・ユニオン神学大学、ジュネーヴ大学(スイス)、ハンブルク大学(ドイツ)、クエルナヴァカ国際資料研究所(メキシコ)に留学。グラジュエイト・セオロジカル・ユニオン(米国カリフォルニア)にて客員研究員。Ph.D.(哲学博士)。現在、関西学院大学法学部教員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マウリツィウス

17
【現代神学課題の展望】キリスト教資料に該当される神学序論が引用前提だと自覚した新約論を鑑みた著者による論旨性格。聖書と翻訳は結合意味を提示、新約聖書エッセンスでもある異文書を暫定改新、古典語訳聖書=ギリシャ語を底本とした新約像を再起させる文法書こそが現代神学メイン課題だと述べる。その集束点に属する神学化=ポストモダニズム哲学否定言説は不可視化を説く。その前提で展開された旧約聖書論は異端古文書=外典/偽典の暫定定義を否定する点で正しく肯定意義を明確化した。仮説と根底と覆した序と否はこの入門書の趣旨論集成稿。2013/05/27

マウリツィウス

16
【現代神学序論】ポストモダン神学はバルトの確立した神学論から更に分裂を始める。唯一なる信仰の神を否定する神学像の提示やフェミニズム神学などの主要点を初めキリスト教像は新しく変貌していく。その影響の根拠にあるのは原理的立場追求に由来する神学の近代視点、新約/旧約双方の書に含まれる神の言葉=福音書形式の踏襲から離れた基軸は神学を越境する派生現代思想へと造り替えていく。20世紀以降の教会環境が変革した信仰原則の決断は新教と旧教ではない多義性と解釈性に委ねるものになり文学的指針同様リテラシーが問われることとなる。2013/05/01

マウリツィウス

12
【Post=Modern Theology】「新約聖書」=「主(=神)の言葉」と定義することへの《決定事項性》を省みられる。したがって「新約期」を「旧約期」と重ね合わせることへの分類該当性は確かめられるだろう。「ポストモダン神学」をあえて定義するならばPostModernの恣意的記録記述は否定されるものでもある。「古典主義」を「福音主義」呼称との対立過程に置くのではなく「対比存在」とも定義出来るがハルナック/バルト対立性を吟味に含める。「マルキオン主義」は新約聖書正典定義を揺るがしたのではなく浸食を表記。2013/10/18

うえ

8
20世紀後半でプロセス神学者ジョン・カブの影響はあらゆる神学者の間に見出せるという。戦前の神戸に宣教師の子として生まれたカブは仏教にも深い関心を寄せていた。ホワイトヘッドの影響を受けたカブは「成長し進化する神」という躍動的な概念に惹き付けられる。60年代はバルトの新正統主義の行き詰まりをどう突破するかが関心だったが、69年にエコロジーに関する『今からではもう遅すぎるか?』を信徒向けに著す。その後の著作は政治、社会、経済にも広がり『生命の解放』や『共通善に向けて』『共通善を維持して』などの労作が生み出される2021/02/06

Atsushi Sakamoto

0
地図をみているような感じで読めます。2006/10/29

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