内容説明
クィアとは何か?大きな影響力を持つ三人の女性神学者の思想を丹念にたどり、フェミニズム(神学)とクィア(神学)に共通する課題と断絶の双方を明らかにする。「クィア神学」の多様な内実、その課題と可能性を展望する。
目次
第1章 クィア神学の歴史と課題(「クィア」をめぐって;クィア神学の歴史;クィア神学とフェミニスト神学)
第2章 力としてのエロティック―カーター・ヘイワード(「力」の転換を目指して;力としてのエロティック;神―内在する超越;キリスト―現在進行形のプロセス;批判的考察)
第3章 キリスト教とはクィアなもの―エリザベス・スチュアート(「ゲイ神学・レズビアン神学」への批判;「クィア神学」の定義;アイデンティティをめぐって;神、キリスト、サクラメント;批判的考察)
第4章 下品な神学―マルセラ・アルトハウス=リード(「下品な神学」とは何か;バイ/キリスト;クィアな神;神学―地図を持たない旅;批判的考察)
第5章 クィア神学者たちの挑戦―比較考察(神とキリスト;フェミニズムとクィア;神学とその主体;クィア神学の課題と可能性)
著者等紹介
工藤万里江[クドウマリエ]
同志社大学神学部卒業、同大学大学院神学研究科博士前期課程修了(修士・神学)、米国Pacific School of Religion修了(Master of Theological Studies)、立教大学大学院キリスト教学研究科博士後期課程修了(博士・神学)。現在、明治学院大学キリスト教研究所客員研究員、立教大学ほか非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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