感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
4
正教会は「多様性による一致」が原則であり、バチカンのように絶対的指導者はいない。近年世界中でLGBTの権利拡大の機運が高まっているが、それに対し正教会はどう見解を示すのかは、この本でも明確な「提示」はない。同性同士の交渉は認められないとする一方で同性愛者の個別的配慮は最大限尊重されるべきとあるのみである。一方でトランスジェンダーに関する見解は皆無であり(恐らくどの正教会でも見解が出ていないだろう)、その場合の洗礼の有効性(聖名の取扱)は非常に大きな課題だと思われる。現実的な対応が求められると思われる。2018/04/20
偏頭痛
1
東方正教会がどういうのかと読んだんだけど東方とはいえないというか東方だけじゃなくて西方にもあったり解釈にもカトリックなどといろいろと違いがあって驚く。教会についてとかマリアをどう捉えているとか勉強になった。というかそういう細かいところはよく考えると全然知らなかったので読んで良かった。2018/04/11