内容説明
佐藤優の神学履歴を辿ることは、初学者のための絶好の神学書ガイドとなり、良質の神学ゼミナールになる。カール・バルトからマクグラスまで。
目次
カール・バルトの読み方1
カール・バルトの読み方2―バルト倫理学の「保守性」
制限の中での自由―田辺元とバルト神学を通して
無神論者のための福音
なぜ私は生きているか
フロマートカとトレルチ
20世紀のプロテスタント神学
神の革命と人間の責任
歴史から学び、歴史と対話する
新約聖書学から学ぶ〔ほか〕
著者等紹介
佐藤優[サトウマサル]
1960年、東京生まれ。作家・元外務省主任分析官。同志社大学神学部、同大学院神学研究科修士課程修了後、1985年、外務省に入省。主にロシアでの情報活動において活躍。2002年、鈴木宗男事件に連座し逮捕され512日間勾留。2009年6月に最高裁で懲役2年6カ月執行猶予4年の有罪が確定し、外務省を失職。2013年6月に執行猶予期間が満了し刑の言い渡しの効力が失われた。外交官としての経験と圧倒的な学識で、様々な媒体で健筆をふるう。主な著書に『自壊する帝国』(第5回新潮ドキュメント賞受賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞)、『国家の罠』(毎日出版文化特別賞受賞、以上新潮社)、『私のマルクス』『交渉術』(文藝春秋読者賞受賞)(以上、文藝春秋社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
非日常口
25
啓蒙という方法で聞こえのイイ言葉がメディアに氾濫する時、ポピュリズムは加速する。経済が上手く回っていれば政治に関心を持たない人は多いからだ。個人は一人では生きられない。超越性を持たない世俗化した人々は、偶像を現人神のようなものに求めだす。啓蒙の限界を目の当たりにしたWWⅠの時代にバルトとフロマートカ、ゴーガルデンの違いを精緻に追う本書は、ポストモダン的なコミュニティを破綻していく状態を否定的に見る著者の危機意識を端的に見せる。著者自身が翻訳した「なぜ私は生きているか」を筆頭に、神学書と時代の呼応がわかる。2016/06/25
マウリツィウス
15
【カール・バルトと《福音主義神学》】まず、プロテスタント福音主義神学における「福音」呼称を再検討した『神学入門』を踏まえられる。「映画史」到来以降のギリシャ古典文明史を塗り替えたマックス・ヴェーバー論考を発展化させたとも再呼称可能と唱えるがフロマートカにおける《「福音主義」以降理論》を刷新していくプロセスを把握、欽定訳KJVを否定したのではないルター訳以降ドイツ語原典回帰論はルターにおける「福音主義」呼称を継承した。バルト『教会教義学』を論考趣旨から除外したのではない「福音」命名はイエス系譜に再返還する。2014/05/05
なつき
5
『神学の履歴書 初学者のための神学書ガイド』再読。いやさいきんなんど再読ツイートしてるんだよって話なんですけどこの本、いまになってというか、私はたちかえってます。すごく。いつも最後のほうでは知的体力不足でぜえぜえになるけど、だからかな、カルバンの読み方を自分自身検討できたような。2018/03/25
なつき
4
『神学の履歴書 初学者のための神学書ガイド』再読。ゆるゆると。もちあるき。それこそほんとのほんとに初学だった時代から、もうなんど参照したり通読を繰り返したか、ということですが。今回はトレルチについてがやけに入ってきました。やっぱりそのときの状況で読める箇所も変わってくるのね。2018/03/11
なつき
4
『神学の履歴書 初学者のための神学書ガイド』再読。もうなんどめの再読になるのか。参照も含めば間違いなく数十回である。今回は卒論構想においての前提知識の確認に。とくにフロマートカについてとアナロジーについてを確認したかった。『教会教義学』の精読開始直後なんでバルトの記述も助かった。2017/09/27
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