神学入門―プロテスタント神学の転換点

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神学入門―プロテスタント神学の転換点

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  • サイズ B6判/ページ数 268p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784400319818
  • NDC分類 191
  • Cコード C1016

内容説明

第一次世界大戦直後になされたカール・バルトらによる神学闘争が、単なる理論的あるいは学問的な論争ではなく、社会全体の深い「危機」から生じたことを示しながら、現下の「危機」を乗り越えるための知恵をチェコの神学者が熱く語る。監訳者の力作解説つき。

目次

1 序論
2 勉強の仕方
3 方向性
4 自由主義神学の基本路線―1799年~1914年の期間
5 自由主義神学の中での内面的矛盾
6 転換の外的前提
7 19世紀における弁証法神学の先駆者たち
8 まとめ
9 プロテスタント神学の転換点
10 危機神学
11 新しい神学における初期の欠点とそれに続く問題点
12 1921年以降のバルトの歩み

著者等紹介

フロマートカ,ヨゼフ・ルクル[フロマートカ,ヨゼフルクル][Hrom´adka,Josef Lukl]
1889‐1969。チェコスロバキアのプロテスタント神学者。1920~1939年、1947年~1950年、プラハのフス神学校教授。フス神学校がコメンスキー神学校に改称した後、死去まで同校教授。ナチス政権下にアメリカに亡命し、プリンストン大学で客員教授を務める(1939~1947年)。第二次世界大戦後の1947年、あえて共産主義政権下のチェコスロバキアに帰国。エキュメニズム運動(教会一致運動)に積極的に参加しただけでなく、マルクス主義との対話をも進めたため西側の神学者からは「赤い神学者」と呼ばれる

平野清美[ヒラノキヨミ]
1967年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。読売新聞社を退社後、チェコ政府奨励奨学生として国立カレル大学に留学。チェコ語学修士。翻訳、通訳業に従事

佐藤優[サトウマサル]
1960年、東京生まれ。作家・元外務省主任分析官。同志社大学神学部、同大学院神学研究科修士課程修了後、1985年、外務省に入省。主にロシアでの情報活動において活躍。2002年、背任容疑で逮捕され512日間勾留。2009年に有罪が確定し、現在、執行猶予中。外交官としての経験と圧倒的な学識で、様々な論壇で活躍中。著書に『自壊する帝国』(第5回新潮ドキュメント賞受賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞)『国家の罠』(毎日出版文化特別賞受賞、以上新潮社)、『私のマルクス』(文藝春秋読者賞受賞、文藝春秋社)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

中年サラリーマン

17
神学そのものについてというよりは、カント、ヘーゲル、マルクスなどの世の中の知に対して神学的な切り口を展開していくような構成に見えた。哲学的な世界と神学的な世界との違いは向こうからやってくるか、つまり啓示なのかもしれない。2014/04/01

マウリツィウス

16
【「福音主義」以降神学論】佐藤優氏による《福音主義神学》呼称は新約聖書による主義性を多様解釈に含めている。「古典主義化」されたカール・バルトをも克服範囲に含めた。したがってドイツ語化以降のプロテスタンティズムは相互呼称可能だろう。『新約(Novum/New)聖書』呼称は恣意的なものではなく宿命的(=計画的)-「生命の書」を鮮明定義した福音主義の成果論をも唱えることが出来る。『新約/旧約聖書』を統合視した『失楽園』システムを多様引用化することでフロマートカの文学探求性を推し量ることは可能だ。/福音主義刷新論2013/10/18

amanon

7
初読の際の未消化感が強かったので再読。当然のことながら、初読の時には見えなかった様々な諸相が見えてくる。自由主義神学が果たした役割、そのカウンターとして登場した危機神学…そうした潮流に一定の評価を下しながらも、あくまで冷徹な視線を持って対峙する著者。その背景には、神学は信仰的実践を伴ってこそ意義があるというスタンスが透けて見える。初読の際には、十九世紀から二〇世紀前半の神学の変遷を解説したものと思われた本書が再読することによって、更なる発展性を帯びたものとして迫ってくる。読むという行為の深さを再認識。2022/01/09

amanon

7
タイトルから初学者向けの神学概論的な内容を想像してしまうが、主に19世紀の神学解説。他の人も指摘しているように、夥しいまでの神学者の名前が頻出するので、ある程度の予備知識がないと通読が難しい。ただ、キリスト教、及び信仰に対する著者の熱い思いは伝わってくるので、そこを手がかりにして読み進めるべきか。自由主義神学から危機神学へ。その間に起こった第一大戦、ロシア革命という未曾有の出来事。それと同じくらい甚大だった科学革命。そうした中でキリスト者はそして教会はいかに社会に対峙するか?そんなことを考えさせられた。2021/12/30

amanon

5
二度目の再読。それでも未消化感が否めない…神学は単なる思弁的な学問ではなく、あくまで神との対峙という前提があってのものだというごく当たり前のことに気付かされた。どんなに神学書を読み漁り知識を蓄えたところで、自分と神との関係について真剣に取り組まないと意味をなさない。そこに気づかないまま、再読してきた自分の浅はかさを痛感。第一次大戦という未曾有の出来事を背景に生まれた危機神学。それまで興隆していた自由主義神学との緊張関係…この辺りは、字面を追うだけでは、なかなか理解しづらい。これは手元においておくべきかな…2022/01/19

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