内容説明
強制収容所からの解放と帰郷という、フランクルの人生において最も重要な時期の伝記的な事実と、当時の中心思想の一端を、未公開書簡と文書を用いて再構成する。名著『夜と霧』誕生の背後にあった個人史と時代史の二つの文脈が、初めて明確に交差する。編者は、膨大なフランクル文献に最も詳しい、ウィーンのヴィクトール・フランクル研究所所長アレクサンダー・バティアーニ博士。
目次
「時代の証人たち」―一九八五年六月(ヴィクトール・E・フランクルの講演)
書簡―一九四五年~一九四七年(強制収容所から解放されて;きみたちがまだ苦しんでいることを僕が苦しまなければ ほか)
テキストおよび論文―一九四六年~一九四八年(精神科医はこの時代に対して何と言うのか?;人生の意味と価値について ほか)
記念講演―一九四九年~一九八八年(追悼;亡き者たちの名においても和解を ほか)
著者等紹介
フランクル,ヴィクトール・E.[フランクル,ヴィクトールE.] [Frankl,Viktor E.]
1905~1997。ウィーン大学の神経学および精神医学の教授で、ウィーン総合病院神経科科長も二五年間にわたって務めた。創始した「ロゴセラピーおよび実存分析」は、「心理療法の第三ウィーン学派」とも称される。ハーバード大学ならびにスタンフォード、ダラス、ピッツバーグの各大学で教鞭をとり、カリフォルニア州サンディエゴにあるアメリカ合衆国国際大学のロゴセラピー講座の教授も務めた。四〇冊の著作は、これまでに五〇ヶ国語に翻訳されている(2017年現在)。特に『夜と霧』はミリオンセラーとなり、2015年の時点で22ヶ国語に翻訳されている
赤坂桃子[アカサカモモコ]
翻訳家。上智大学文学部ドイツ文学科および慶應義塾大学文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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