内容説明
中世思想史からキリスト教の核心へ。神学と哲学、大学と修道院、疫病と社会。これらの関係のはざまから神について膨大な思索を紡ぎ出してきた中世キリスト教。教理と社会の相互関係史を探究し、その問題の核心に迫った興味尽きない14編。
目次
序論
1 古代末期
2 古代・中世
3 11世紀
4 12世紀
5 13世紀
6 14世紀
7 15‐16世紀
著者等紹介
片山寛[カタヤマヒロシ]
1951年、高知県室戸市生まれ。岡山大学医学部在学中に岡山バプテスト教会に通い始めた。大学を中退して働いていた1976年、梅田環牧師からバプテスマを受けた。1977年結婚、79年西南学院大学神学部に三年次編入。神学部卒業後、福岡ベタニヤ村教会の牧師をしながら、九州大学大学院およびミュンヘン大学で学び続け、帰国後、西南女学院短大(1992~2003)、西南学院大学神学部(2003~2022)で教えた。専門は西欧中世哲学で、特に13世紀の神学者トマス・アクィナスを研究している。トマス研究では、九州大学大学院以来、稲垣良典先生に師事している。教会では福間キリスト教会で22年間協力牧師をつとめたのち、2015年から和白バプテスト教会協力牧師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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