内容説明
ヒトラー暗殺計画に加担し39歳で刑死した牧師・神学者ボンヘッファーの思想と行動を、彼が身を置いた場所を訪ね、彼が親しく交わった人と対話することを通して、より具体的に探った異色の紀行的評伝。著者は、ボンヘッファーゆかりの人々との豊かな交わりを存分に活用し、彼の生きざまを生き生きと伝える。ボンヘッファーへの入門書としても最適の書である。
目次
少年時代―ブレスラウとベルリン
フリードリッヒスブルン
学生時代―テュービンゲン、ローマ、ベルリン
牧師補時代―バルセロナ
留学生時代―ニューヨーク
ベルリンでの活動―大学と教会。按手礼
バルトの町バーゼル
シオン教会での堅信礼教育
若者たちの部屋
教会闘争―バルメンとダーレム
ドイツ語教会牧師―ロンドン
フィンケンヴァルデ牧師研修所
ユダヤ人問題
エッタール
逮捕
帝国保安本部の地下牢
終焉の地フロッセンビュルク
ボンヘッファーの墓?
ボンフェッハーの継承―トライザ会議
続・ボンフェッハーの継承―東独の場足
バルト=ボンフェッハーの線
著者等紹介
村上伸[ムラカミヒロシ]
1930年、福島県に生まれる。東京神学大学大学院修士課程を修了後、日本基督教団安城教会、岡崎教会牧師を経て、南西ドイツ福音主義教会世界宣教部幹事、東京女子大学教授、代々木上原教会牧師を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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