感想・レビュー
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belier
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宗教改革期の寛容の思想家で知られるカステリョの素晴らしい伝記。カステリョの生涯、思想、時代背景が詳しく語られ、本人のことばかりか１６世紀の宗教改革の状況をカステリョの過ごしたバーセルからローカルな視点で眺めることができる。この人は、同時期の宗教改革の主導者カルヴァンなどの偏狭さを批判し論争すると同時に、翻訳など学者として後世に残る仕事もし、敬虔なキリスト教徒として生きた。その後一時は忘れられ、発想はさすがに古いとされるそうだが自分には現代のリベラル的考えの先駆者だったと思え、学ぶべきものがある人と考える。2017/11/12
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