内容説明
豊かな礼拝を伴った21世紀の教会のために、礼拝の変遷を辿り直し、礼拝の源泉に立ち返ることが不可欠である。本書は、説教・洗礼・聖餐の歴史をコンパクトにまとめた類書に乏しい入門書であり、礼拝刷新の未来についても重要な示唆に富む好書である。
目次
1 ユダヤ的伝統―幕屋・神殿・シナゴーグ・食卓
2 パンとワインと水―新約時代における主の晩餐と洗礼
3 異邦人世界における洗礼と聖餐―二世紀から三世紀まで
4 異邦人世界のなかで 変えたことと変えられたこと―四世紀から八世紀まで
5 精緻化と断片化―中世
6 宗教改革とその反動―十六世紀
7 『祈祷書』とピューリタン―イギリス宗教改革
8 合理主義、敬虔主義、リヴァイバリスト―宗教改革後の時代
9 ロマン主義、リヴァイバリスト、改革者―リタージカル・ムーブメント
10 革新、創造、合意―現在と将来