出版社内容情報
史的イエスの問題を扱った三論文で、イエスをキリストと告白するのは正しいとする。
内容説明
新約学の泰斗がシュラッターの衣鉢を継いで史的イエス問題に真正面から答え、ナザレのイエスに対する信仰告白の正当性を、イエス自身のメシア自覚に基礎づける。
目次
信仰のキリストたるナザレのイエス(問題設定;問題と課題;イエスの宣教からイエス・キリストへの信仰へ ほか)
イエスはなぜ死なねばならなかったか(解答の難しさ;イエスの死刑判決の理由;イエスのメシアとしての使命 ほか)
主の晩餐についての新約聖書の証言(伝統全体をめぐる問い;伝承の一致と相違;神の前における食事の交わり ほか)
著者等紹介
加藤善治[カトウゼンジ]
1949年、愛知県瀬戸市生まれ。関西学院大学神学部卒業。同大学院神学研究科前期・後期課程を経て、ドイツ・ゲッティンゲン大学およびスイス・ベルン大学に留学、神学博士号(Dr.theol.)取得。聖和大学専任講師・助教授を経て、関西学院大学神学部教授(新約聖書学)
辻学[ツジマナブ]
1964年、兵庫県神戸市生まれ。関西学院大学神学部卒業。同大学院前期課程修了、後期課程中退。スイス・ベルン大学に留学、神学博士号(Dr.theol.)取得。関西学院大学商学部助教授・宗教主事。2004年9月~2005年3月、スイス・チューリヒ大学神学部客員研究員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 天国旅行 新潮文庫