感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaoru
64
レンブラントの63年の生涯に沿い、数々の名画が小さいサイズながら収められた本。名家の娘である妻サスキアの死や破産といった数々の試練にも創作力が衰えなかった「光と影の画家」。やや好戦的で浪費家、女性好きといった人間臭さと絵の対象に向ける視線の温かさ。バロック期に活躍したが当時の美術の本場イタリアには行かなかったのがプラスに転じたのかもしれない。版画も多数。オランダの黄金期を生きたが、その凋落と彼の運命が重なるように思えてしまった。『放蕩息子の帰還』『ユダヤの花嫁』などはいつ見てもその深い精神性に魅せられる。2023/08/05
かなずちラッコ
1
レンブラントの作品は数点しか知らなかったけど、改めて見ると上手い。知らない作品を知ることが出来て良い。「悲嘆にくれる預言者エレミヤ」など聖書関係の絵が好き。2021/11/07