内容説明
房総半島の地形や歴史、鉄道の不思議が丸わかり!
目次
絶景「空撮」グラビア 空から見た千葉県
千葉県の全60市区町村マップ
千葉県の鉄道路線図
千葉県の主要道路地図
千葉県3D鳥瞰図
1 地図で読み解く千葉の大地
2 千葉を駆け抜ける鉄道網
3 千葉で動いた歴史の瞬間
4 千葉で生まれた産業や文化
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まーくん
73
タイトルが何か今風というかパクリというか?内容はブラタモリ風。地形地質から鉄道、歴史や産業・文化まで。百科事典ぽっくなるところを、テーマ別に興味深いトピックを選び、地図写真も充実し楽しく読める。千葉県民になって幾星霜、郷土意識は今一つ湧かないが、断片的に知ってることも多少はあった。でも改めて詳しく知るとナルホドということの多いこと!地質では今話題の地磁気逆転のチバニアン、茂原周辺の水溶性ガス田。津田沼あたりのクネクネ新京成線は旧陸軍鉄道連隊に由来。『南総里見八犬伝』里見氏の盛衰。中山競馬場誕生秘話も。2020/01/27
どぶねずみ
34
小中学校の社会科の教科書から千葉県の部分だけを切り取ったような本だ。ただ史実を伝えるだけかもしれないが、掘り下げているのがまた面白い。もっとも小中学生時代には全く興味なかった分野ではあったが、鉄道の歴史が大正時代の産業の産物であること、地学ついても詳しく知ることができた。生まれも育ちもずっと千葉で過ごした者にとっては、とても興味深い内容ばかりだ。伊能忠敬のこと、もっと深く知りたいな。2020/07/21
kei-zu
19
「るるぶ」や「世界の歩き方」のように、蓄積されたノウハウを活用した面白い本の刊行が最近は少なくない。 本書は、地図の旺文社による千葉県の解説。戦国武将や電車(ローカルな私鉄がいくつも)、特異な地形(最近注目を浴びた「チバニアン」!)など盛りだくさん。 千葉の来し方を見て行く末を思う。そういえば、SF小説「ニューロマンサー」(W・ギブスン)の舞台は、チバシティでしたね。2021/09/16
Yutaka Matsuzawa
16
千葉大好き。でも生まれ育ちは違うので改めて千葉のお勉強。千葉の地形地質、鉄道、歴史、産業文化を見開き1ページのトピックで解説。郷土資料館を訪れているようで楽しい。長く住んでいると千葉には軍事施設・遺構が多いなと気づく。明治以降首都を守る軍都として千葉は発展した。近所に第1空挺団が駐屯しているが、旭や匝瑳にまたがる香取海軍航空基地に神風特攻隊があったことを初めて知った。歴史の悲しい記憶。住んでいる所を知るのは大切だな。2021/07/27
KF
11
最近読んだ二冊が堪らなく降らなかったが、今回はかなり良かった。先日読んだ二冊は明らかにお笑いを求める層に向けていたのであろうから、その手のネタを待つ層には良かったのでしょう。 この一冊は違います。ちゃんと地理歴史を扱っています。適度に古い航空写真や地図もあり存分に読んで楽しめました。読者によっては「この章はしんどい」と感じる箇所もあるのだろうと思います。私も古代はかなりしんどいものの「え、そんなに貝塚のシェアが高いのか!」と驚く事が出来ました。 おそらく各都道府県版が有るのだろうと思います。お薦めします。2023/12/23