内容説明
息をのむ写真と逸話。世界遺産が輝き続ける本当の理由。62のショートストーリーが奏でる世界遺産のコンチェルト。
目次
モン・サン・ミシェル/フランス―昔は修道院ではなかったってホント?
万里の長城/中国―城壁はどれくらい長いの?
クフ王のピラミッド/エジプト―ピラミッドは何のために造られたの?
グエル公園/スペイン―これはどこのテーマパーク?
キジ島の木造教会/ロシア―玉ねぎ屋根にはどんな意味があるの?
アンコール/カンボジア―この風景、アニメで観たような気がするけど…?
メテオラ/ギリシャ―こんな断崖絶壁の上に建物を建てて不便ではないの?
バガン/ミャンマー―塔のなかには何が入っているの?
コルコバードのキリスト像/ブラジル―丘の上で両手を広げているのは誰?
サント・シャペル/フランス―礼拝堂のステンドグラスの役割を教えて!〔ほか〕
著者等紹介
村山秀太郎[ムラヤマヒデタロウ]
スタディサプリ講師、世界史塾バロンドール主宰。早稲田大学大学院社会科学研究科修士課程修了
本田陽子[ホンダヨウコ]
NPO法人世界遺産アカデミー研究員、世界史塾バロンドール顧問。筑波大学比較文化学類卒業。情報通信社での中国駐在、文部科学省勤務を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けんとまん1007
69
確かに、写真・動画では伝わらないものがある。それが、物語だと思う。歴史・伝統・今、そして未来へ。それぞれの物語は、短く語られているが、それがるだけで世界が広がるし、見方も変わる。白川郷は、行ったこともあるので、とりあげられていて嬉しくなった。2020/11/22
とよぽん
63
写真がどれも美しくてうっとりする。しかし、取り上げた62カ所の分布はヨーロッパと中東、アジアに集中していて、気になった。それぞれの世界遺産について短いQ&Aがあり、豆知識が面白かった。2020/08/11
しゅてふぁん
59
初期に登録されたものや四大文明の地の遺跡は圧巻で、写真だけでも歴史の重みを感じた。ピラミッドや万里の長城などの人工物が何千年もの間そこにある…実物を目にしたら圧倒されそう。世界五大宮は全部見てみたい。サマルカンドブルーも見てみたい。行ってみたいところがいっぱいあってキリがないけどワクワクする。ブラジリアって飛行機の形をしてたんだ!新たな発見もいっぱい。最近は世界遺産が増えすぎてありがたみがないと思っていたけど、いざ写真で見ると登録されるだけのことはあるなと反省。コロナが落ち着いたらどこに行こうかな。2020/09/27
Nat
51
図書館本。様々な世界遺産が、全て綺麗なカラー写真で紹介されています。素敵な景色に癒されました。驚きは『聖山アトス』。ネズミを捕るネコ以外、女性は入ることができないそうです。だからこの修道院の修道士さんたちは、何十年も女性を見たことがないらしいです。びっくりな世界ですね。2020/09/22
くぅ
46
世界遺産!といわれても知らなかったところもありました。そして、素敵な写真とともに「なぜ?」と「その解説」があって、それがすごく楽しかった。ガウディの作品群は見るだけで元気が出るし、キジ島の教会の技術を考えれば日本の大工に通じるものを感じる。ステンドグラスの役割なんて考えたこともなかったけれど、識字率や貧困問題まで考えちゃったり、やっぱりエルサレムの問題も然り。もっと知りたい、みたい、学びたい!と思いました。ともかく世界は広い。そして知らない場所も知らないこともまだまだたくさんです。2020/08/07