内容説明
紫式部の生涯と平安後宮の生活、『源氏物語』54帖を地図や相関図で解説!2024年大河ドラマの愉しみが深まる1冊
目次
第1部 紫式部とその時代(紫式部の時代を俯瞰する;平安時代の後宮生活;紫式部の生涯)
第2部 『源氏物語』を知る(光源氏の青年時代―恋の旅路を歩む貴公子;栄華の頂点―位人臣を極めた光源氏;宇治十帖―光源氏亡き後の世界)
著者等紹介
竹内正彦[タケウチマサヒコ]
國學院大學文学部日本文学科教授。1963年長野県生まれ。國學院大學大学院博士課程後期単位取得後退学。博士(文学)。群馬県立女子大学文学部講師・准教授、フェリス女学院大学文学部教授等を経て、現職。専攻は『源氏物語』を中心とした平安朝文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まこみん
39
澤田瞳子さんのこの時代の本2冊続けて読み、時代背景とか色々手っ取り早く解るものが見たかったので。オールカラーでイラスト(ちょっとマンガっぽい)多く興味深く読めた。源氏物語の宇治十帖は、殆ど知識ない事に自分でも驚いた位。2024/06/24
らなん
19
2023年。スッと頭に入るシリーズは、他にもあるとのことで、読んでみたい。2023/11/05
石橋陽子
18
2024年大河ドラマ『光る君へ』の予習として読了。平安時代の生活、政治、文化、思想から説明されており時代背景を学べた。紫式部の生涯が描かれ、どのようにして源氏物語が出来上がったのか詳しく説明されている。しかし、光源氏がプレイボーイとは知っていたが、まさかここまでとは。手当り次第に一目惚れしていき、恋仲になる。女性側も落ち着かない生涯を送ったことと思う。それほどまでに魅力のある男性だったということでしょう。これが大河としてどう表現されるのか待ち遠しい。2023/12/05
はるま
14
これまでも源氏物語関連本を読んできたが、本作もその一つ 2023年8月に初版が発行 来年2024年のNHKの大河ドラマは紫式部が主人公として描かれることもあってか、本屋もしかり図書館もしかり関連本が既に出廻り始めた感があるね 改めてと言うわけでもないけど、『源氏物語』は大きく3部構成でそれぞれ、33帖、8帖、13帖からなる壮大な平安時代の天皇家を中心に据えられた物語で、1000年の時を経ても色褪せることなく、広く海外にも訳本が普及されているのは周知のところ カラー構成で、イラストありで面白かったですね2023/12/05
TAKA0726
13
今更ながら平安貴族の優雅さの陰の家の浮沈をかけた権力闘争の復習。舞台は後宮、政権を手に入れるため藤原氏は娘を競って帝に入内し皇子の誕生を期待。皇子が即位すれば摂政・関白、得られなければ家の将来無し。この闘争に勝つため娘の身辺に優秀な女房を集め紫式部はそのひとり。藤原定子は権力闘争の悲哀を味わった聡明な中宮、藤原彰子葉月政界のゴッドマザーで紫式部の主。平安貴族の恋は噂からで恋愛に奔放。紫式部の蓄積した経験が夫の死を契機に一大小説ヘ昇華。彰子の父藤原道長が紫式部に出仕を求めるもいじめを受けて一時引き籠もり。2023/10/10
-
- 和書
- 馬毛島漂流