内容説明
秦の始皇帝らヒーローが活躍、知略と権謀術数渦巻く『キングダム』の時代と史実の人物像がわかる!
目次
序章 戦国時代とは何か?(戦国時代とは―国々が覇を競い合った中国史上はじめての戦乱の時代;戦国の七雄―戦国乱世で争う7つの国 それぞれの特徴は? ほか)
第1章 乱世に競う7つの大国(第1章の流れ―戦国の七雄が台頭し、覇権を狙って攻防を繰り広げる;春秋時代―中原の覇者を目指す諸侯たちが激しい勢力争いを繰り広げる ほか)
第2章 政による中華統一(第2章の流れ―政が時代を席巻し、秦による中華統一が実現する;政の誕生―中華統一を実現する覇王が登場 政の謎めいた出自とは? ほか)
第3章 始皇帝の治世(第3章の流れ―始皇帝が強権政治を進めるが、志半ばで病に倒れる;始皇帝の誕生―絶対神・天帝になった始皇帝が統一国家の体制づくりを進める ほか)
第4章 秦の滅亡(第4章の流れ―秦はわずか15年で滅亡し、漢の時代が到来する;傀儡の二世皇帝―二世皇帝の裏でうごめく趨高と李斯 ふたりの野望が秦を動かす ほか)
著者等紹介
渡邉義浩[ワタナベヨシヒロ]
1962(昭和37)年東京生まれ。早稲田大学文学学術院教授、三国志学会事務局長。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科史学専攻修了、文学博士。専門は中国古代思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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榊原 香織
68
キングダムの副読本、て感じですね。 それにしてもすさまじいですね、政(のちの始皇帝)、家族の縁がないというか、弟に裏切られ、母に裏切られ、人間性悪くもなりますね。 裏切られ度が信長の比じゃない。2024/03/01
かおりん
24
春秋時代、戦国時代は最初の乱世。紀元前770年から秦の始皇帝が中華統一を成し遂げた前221年まで。広大な領土ではそれぞれ国が分かれ強さや特徴が違った。領土拡張のために策をめぐらせ、兵法家や軍師が活躍する。異民族を真似た趙の武霊王。中国ドラマでも騎馬軍団はよく出る。始皇帝の出自に呂不韋が関わる。政の周りは欲深く内乱勃発。政は中華統一を成し遂げた10年後病没。始皇帝亡き後の権力争いも壮絶。複雑で難しかった。2023/11/12
倉屋敷??
3
戦国の七雄である秦、魏、趙、韓、楚、燕、斉が生まれる少し前から始まり、この七雄の争いがメインになる。 そして中華統一を果たした秦が次に劉邦と項羽に敗れ秦が滅亡。そして劉邦と項羽が対立し劉邦が勝利する。 ここから漢が始まりそして三国志へと繋がっていく。2025/02/04
竜玄葉潤
2
春秋戦国の物語はよく読んでいたが、今一つ前後がつながらなかったので、こんな本が欲しかった。でも、内容が薄い、そりゃ仕方ないか、ガイドとしたら良書かな。2022/12/31
Go Extreme
1
概要:戦国七雄 戦乱の時代 富国強兵 合従連衡 変法改革 社会変革 主要国の戦略:秦の中央集権 魏の富国政策 楚の領土拡大 斉の商業発展 韓の技術革新 燕の軍事改革 趙の騎馬戦術 社会:列国外交 兵法家の登場 縦横家の活躍 都市経済発展 貨幣統一 秦の統一と始皇帝:郡県制 法家思想 焚書坑儒 長城建設 貨幣文字統一 中央集権体制 秦滅亡要因:厳政と反乱 陳勝・呉広の乱 度重なる土木工事 二世皇帝の暴政 農民反発 権力闘争 戦国時代:郡県制の継承 官僚制度確立 儒家の復興 商業発展 軍事革新 匈奴対策2025/03/06