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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
武井 康則
8
紀伊国屋での講演会記録。テーマは「子ども」でまとめ役は山口昌男。浅田彰が構造主義を紹介して新しい考え方のブームが起き、記号論、文化人類学が注目され、さて新しいテーマはとして「子ども」が注目された。だから集まった人は記号論的に扱っている。現実の子どもを扱っているのが、本田和子。文献の視点から子供を扱っているのが、前田愛、映画映像は川本三郎。山口昌男、中村雄二郎の講演はどこか、他人事として、子どもを記号論的に論じてみましたというように聞こえる。シュワルツマンは西洋で子供が発見された歴史的過程を論じている。2025/03/27
抹茶ケーキ
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子ども観について当時の有名な知識人が論考を寄せてる。必ずしも専門が子ども論ではない人ばかりなので踏み込みが若干浅い気がした。もっとはっきり言えば、ブームに乗った感が否めない。本屋でやったシンポジウムの記録らしく、そういう一種の試みの記録として読む方が価値があるのかも。2016/01/30