出版社内容情報
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
99
なかなか手に取ることができなかった。受け入れたくない……最終巻……。1巻からずっとずっーと、次の発売日を待っていた。のに、終わってしまった……。ん……この、ナンカ胸にぽっかり穴が開いたような感じ……。好きだったのに……。言葉が。絵が……。なのに……。ああ、なのに……。ただただ、もう、ただ……ああ……好きだった…… 【「すき」だけじゃ言葉足んないな。全然足んないな。でも結局「好きだ」以外に何も言葉がない】2023/08/17
ツン
76
なんかよくわからなかったけど、泣けた。槙生さんが人に対する感情を持ったのは、彼女の創作にとって良いことなのか悪いことなのかとか、本筋と関係ないことを考えてしまいました。2023/08/08
kayo
64
最終巻。言葉を尽くしても足りないことがあるし、足りなくても伝わることもある。言葉を操るのが仕事の槙生の言葉は難しくまどろこしい。姪の朝を憎からず思うのに、仲の悪かった姉への遠慮や抵抗が、砂漠を抱える朝の心を埋めるまっすぐな愛の言葉を隠す。そんな槙生の不器用さや凝り固まった槙生の心を、朝が少しずつ解放してきた。衛星のように衝突せず離れずの距離を保ち、軌道を逸らさないでいる関係というのが槙生と朝のお互いを救っている。最後の槙生の詩は美しく涙腺が緩んだ。複雑で繊細な心の襞を描いてくれた作品でした。2023/08/08
桃
56
あぁ、もうなんなん。ほんと愛。要約すると愛。でも、「あいしてる」じゃ言葉が足りないってほんとそう。小さな門出に寄せた詩、もうあの詞に行間にみっちみちに詰まりまくったコトバは「あいしてる」じゃ表現しきれない。しかもそれを朝に直接渡さずコラムに載せたことも知らせない槙生さん、ほんと槙生さんだし。不器用さん。朝と槙生さんの物語に出会えて本当に良かった。ヤマシタ先生お疲れ様でした。次作をとても楽しみにしています。2023/08/11
南北
48
両親を事故死で亡くした朝と世間の「普通」という暴力をそのまま受け入れることのできない槙生の物語は終局を迎える。槙生はようやく一方的に非難してくるだけではない姉を想像できるようになり、数年後の朝はえみりとの会話から落ち着いた生活が垣間見えてくる。朝の成長物語というだけでなく、大人たちもそれぞれいろいろな「普通」に抗っている様子が見えてきて、いい読書体験ができた。最後にあった朝の次の言葉がこの物語を的確に表現していると思う。「あの日あの人は群れをはぐれた狼のような目でわたしの天涯孤独の運命を退けた」2026/07/16




