出版社内容情報
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ツン
80
叔母と姪、最後にふたりとも答えが出ましたね。独特の描き方、好きだけど、どの人のセリフかわかりにくい気がするのは私だけでしょうか。。そこだけちょっと、困ってます。2022/04/26
ネギっ子gen
57
【わたし、ずっと戦いたかった】激推しする読友がいて、早くこの新刊読みたいのに入手できず、本日 漸く。うん、やっぱいい、この感じ。言葉がリアルで説得力があるっていうか。モノローグもいいが、会話の言葉も好き。さて、スランプの槙生。作家仲間のジュノさんと木星さんとのお茶会で、「なぜ小説を書くか」を語る。<窓から魔法使いが忍び込んできてほしかったし、クローゼットが違う世界に繋がっていて、竜に出会って、剣や魔法で、それで、誰かが誰かのために、勇気を振り絞って戦うの大好きで、自分もずっとそうしたかったから書く>と。⇒2022/05/22
ふじ
16
問い合わせがあった関係で試し読みしたら良かったので一気読み。事故で両親を失った姪を、自分の信条に逆らえず引き取った独身作家。死んだ両親にも、姪にも、自分にも。割り切れないもやもやがある状態で不器用に進んでいく日常。でも2人とも、なぁなぁにせず、誠実に現実に向き合って生きている様が信用できて好きなので、引き続き読んでいきたい物語だなと思う。2023/02/23
きらり
15
【そういうものがわたしにとってどれほど欲しかったものか想像がつく?】 個人的に刺さるセリフが多く、震えた回だった!今回は朝の軽音部の文化祭くらいで物語としては進展はほとんどなく内省シーンが多いんだけど、登場人物それぞれのセリフが心に響いてちょっと泣きそうになった。終盤の槙生たち作家3人の会話もよき。特に朝が槙生に問いかけた「やめる人とやめない人の違い」に関しては、私も挫折やモチベ低下で色々やめたことがあるし、その選択は正しかったのか後から振り返る機会もあったからこそ考えさせられるものがあった。2025/09/17
そうび
15
余は満足じゃ……。ほんとにヤマシタセンセは唯一無二な空気を描くよね~。センセの描く純ファンタジー読んでみたい。私もこんな空気感を他者と共有できたらな。砂漠の槙生ちゃんが豹柄なのはちょっと笑った。2022/08/15