感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっち
14
タイトル…まさかのダジャレですよね…。ヒロインが病んでるところにすごい吸引力が発生している。「殺すぞ」が口癖の先輩は、意外とまともな印象。2013/12/21
kanon
13
「ぼくらのへんたい」「女の穴」と、どちらかといえば異端なふみふみこ作品しか読んでいなかったけど、この作品を読んで初めて手応えを感じた。普通な方が好きなのかもしれない…あ、これを言うと普通ってなんなんだって突っ込まれるかもしれないからやめておく。普通ってなんなんだろう。でも普通が良いよね…上手いことは言えないが。一冊で良くまとまっていたと思う。読後感は良かった。2016/02/03
ごま
9
葬儀で花をたむけることは、故人に直接してあげられる最後のこと。それを促してくれた黒川さんに、主人公めめが惹かれたのはわかる気がする。殺すぞ、なんてセリフも、生きながら心が死んでいたようなめめにはむしろ回復の呪文のようだ。すこし普通じゃない人たちが、お互いの欠落を埋めるように生涯を共にする。それは全く自然なことだ。どんな過去を持つ人も、未来が幸せであればいい。2019/01/01
あまはら
7
この、常にほの暗さに覆われた世界の中でほわほわとしたちょっと危ない人たちが恋愛してる感じ。たまらない。「殺すぞ」と言われて「はい」と返したり、「好きです」の後に「首をしめてください」と告白(?)するのが、なんとも。そんな2人が最後にちょっと前向きになるので、すごく救われた気がする。めめちゃんの幼さと黒川さんの大人っぽさの応酬にときめきっぱなしです。2013/12/14
な。
7
めめちゃん、かなりぶっ飛んでいる子のはずなのに愛らしく感じるのがさすがです。死を意識して生を実感できる、死に寄り添って安心できる…危ういけど、真実なんだろうなぁ。2013/12/12