内容説明
株価上昇の追求、国内人員を8割削減する大量リストラ、事業売却…彼らはトヨタ生産方式を読み誤っていた。日本企業も他人事ではない!CEOたちの誤算と大罪。巨大企業はこうして沈む。
目次
落日のビッグブルー―なぜIBMは今日の絶望的な状況を迎えたのか
巨象の体質―アメリカを象徴するブランドを支えた保守性とマイペース
外様経営者の過ち―ガースナーはIBMを建て直したと同時に衰亡の種も蒔いた
まやかしのロードマップ―企業目標は二〇一五年にEPS二〇ドルを達成すること
巨大企業は変われない―かつての成功を追いかけ「プロセス」に固執する企業体質
読み誤ったトヨタ生産方式―リーダーたちの頭には「販売」と「コスト削減」しかなかった
二〇一五年に向けた「死の行進」―すべてはコスト削減のため‐自滅行為は繰り返される
売却された二つの事業―なぜIBMはPC事業とサーバー事業をレノボに売却したのか
秘策は自社株買い―発行済み株式数の削減に支えられていたEPS増加のカラクリ
メンフィスの教訓―ヒルトンとサービスマスター、二大顧客を失った理由
ビッグブルーが生き残る道―既存事業と「大きな儲け話」の問題点と解決策
破綻へと導かれる未来―現実を見失った経営陣は世界規模の再編成計画を実行した
著者等紹介
クリンジリー,ロバート[クリンジリー,ロバート] [Cringely,Robert X.]
ジャーナリスト、ITライター。1953年オハイオ州生まれ。「フォーブス」「ニューズウィーク」などに寄稿。とくにIT分野で活躍し、シリコンバレーのテクノロジー企業やIT企業の創業者から従業員まで、幅広い人々から支持を得ている
夏井幸子[ナツイサチコ]
1964年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
Kiyoshi Utsugi
izw
ふぇるけん
まめタンク