あの日、私は17歳だった。―“オフィーリア”たちの告白「傷ついているのは、あなた一人じゃない」

あの日、私は17歳だった。―“オフィーリア”たちの告白「傷ついているのは、あなた一人じゃない」

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  • サイズ B6判/ページ数 267p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784396650193
  • NDC分類 367.6
  • Cコード C0098

内容説明

「オフィーリア」は、シェイクスピアの『ハムレット』に出てくるハムレットの恋人で、まわりの男性に振り回されて自分を見失い、哀しい最後を迎えてしまう。そして現代のアメリカの少女たちもまた、オフィーリアのように自分自身を見失い、苦しんでいる。そんな「オフィーリア症候群」に陥り、苦しんでいるアメリカの少女たちの「生の声」が、この本にはびっしり詰まっている。彼女たちは驚くほどに、自分をまっすぐ見つめている。

目次

序章 嵐のさなかから―大人たちが気づかない「オフィーリア症候群」 「オフィーリア症候群」と闘う少女たち
1章 どうしても、家族に対して素直になれない(ママと一緒に人前に出たくない時期もあるの;口に出すよりずっと、パパを必要としている ほか)
2章 友達が近くにいると、頭がくらくらしてくるほどうれしい(「大人」からじゃ、得られないもの;女の子特有の「残酷さ」 ほか)
3章 どうして、自分で自分を傷つけてしまうのか(「テレビ」に育てられた子供たちはどうなるか;あなた、あたしが痩せたから悔しいんでしょ ほか)
4章 恋をしないティーンエイジャーなんていない(「片思い」ほど楽しいものはない;セックスには「後悔」というおまけがついてくる ほか)
5章 どんなときでも希望を失わないために(私たちにとって「学校」は何を意味するか;どうやって「憂鬱」から抜け出すか ほか)

著者等紹介

シャンドラー,セーラ[Shandler,Sara]
マサチューセッツ州出身。16歳のときに、苦しみながら大人になっていく少女たちの話を書いた『リバイビング・オフィーリア』(メアリー・パイファー著)を読み、強い感銘を受ける。自分自身で少女たちの「生の声」を集めようと思い立ち、3年後、出版に至る。現在、コネティカット州のウェズレイヤン大学の学生
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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kappa

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平成12年に出版された本。その当時でアメリカの離婚率は50%と書かれていたことに驚いた。またいまだに差別(黒人、ヒスパニック、ラテン系、アジア系、セクシャルマイノリティーに対するものなど)が根強いこと、中学生以降になるとアルコール、ドラッグ(特にマリファナ)、セックスはごく普通の子でも体験していることなど、アメリカの真実の姿を少し垣間見ることができたような気がする。 文章自体は著者の体験と投稿された作品が混在するため、やや読みにくかった。2013/08/11

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