したう

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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784396636975
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

父母も、社員も、犬も。
大切なひとを、慕う。
わたし、小玉小鉄は、社長の息子と
同じ日に生まれた柴犬だ。
その縁で、株式会社こだまの一員となった――。
シリーズ累計62万部突破!
本屋大賞発のベストセラー『ひと』からつながる感涙のドラマ

わたしにとって大事なときに、そこにいてくれた人。
その人を、したう。
株式会社こだまは、主に塩化ビニル管をつくっている中小企業だ。社員数、二十四人。当然、皆が知り合いだ。社長は、二代目の小玉新一郎がつとめている。
わたしは、新一郎の息子優一郎と同じ日に生まれた。五月五日生まれ。偶然そのことを知った新一郎にもらわれてきた、柴犬だ。小鉄と命名されたわたしと優一郎は、こだまの社員に囲まれ、双子のように育った。
わたしを散歩に連れ出してくれるのは、小玉夫妻だけではなかった。事務仕事をこなす大江都子。若手オス社員の高桑雅永。やらされるわけではない。自らやってくれるのだ。
そんな彼らにも、悩みはあるようだ。仕事、子育て、恋……。そしてわたしにも、ある異変が訪れていた。


【目次】

内容説明

株式会社こだまは、主に塩化ビニル管をつくっている中小企業だ。社員数、二十四人。当然、皆が知り合いだ。社長は、二代目の小玉新一郎がつとめている。わたしは、新一郎の息子優一郎と同じ日に生まれた。五月五日生まれ。偶然そのことを知った新一郎にもらわれてきた、柴犬だ。小鉄と命名されたわたしと優一郎は、こだまの社員に囲まれ、双子のように育った。わたしを散歩に連れ出してくれるのは、小玉夫妻だけではなかった。事務仕事をこなす大江都子。若手オス社員の高桑雅永。やらされるわけではない。自らやってくれるのだ。そんな彼らにも、悩みはあるようだ。仕事、子育て、恋…。そしてわたしにも、ある異変が訪れていた。

著者等紹介

小野寺史宜[オノデラフミノリ]
千葉県生まれ。2006年「裏へ走り蹴り込め」でオール讀物新人賞、08年「ROCKER」でポプラ社小説大賞優秀賞を受賞。『ひと』が2019年本屋大賞第2位に輝き、ベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

182
小野寺 史宜は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、株式会社こだま連作短編集、著者らしい温かい作品集でした。 自宅の近所に、株式会社こだまが存在していたら、是非転職したい。 https://www.sun.s-book.net/slib/slib_detail?isbn=97843966369752026/09/25

いつでも母さん

155
小野寺さんの新作は『ひらがな』シリーズ?漢字にすると温度を感じる素敵な言葉「慕う」連作4話、どれもザ・小野寺史宜だった。2話の小玉小鉄の想いが好みだ(泣)それにしても『株式会社こだま』こんな社長っている?いい人過ぎる。ってかいい人しか出てこないこの会社。私も入りたいよ(そこ?)2026/09/02

hiace9000

131
あの市井小説"二文字"三部作の+α! したう【慕う】とは、「懐かしく思う」「離れがたく思う」「目上の人に惹かれる」「恋しく思う」。四義各々の物語はお馴染みの蜜葉市四葉の中小企業・株式会社こだま界隈が舞台。話者の感情の輪郭をなぞる会話のテンポと妙間、意識の暗渠を覗く独白での静かなリアリズム、日常の細やかな五感や景色をリズムよく積み重ねる点描、これらが登場人物の感情と潜在意識を鮮やかに炙り出す―これぞまさに小野寺作風の真骨頂かと。読み手の感情のフタをそっと持ち上げ、心に温かく響き、【慕う】を想わせるのである。2026/09/11

おしゃべりメガネ

95
作者さんの代表作『ひと』からつながる一匹の柴犬とのココロ温まる人間ドラマ。小野寺さんならではのとにかくテンポのよい会話が読みやすく、アッという間に読了でした。普段、何気なく使っている日常会話をこうもリアルに活字に展開されるてあたかも自分が話しているような錯覚さえ起こしてしまいます。柴犬「小鉄」が主人公「優一郎」と共に過ごす時間をはじめ、主人公の父親が社長をつとめる会社の人々との交流を作者さんならではのほっこり描写で仕上げてくれます。タイトルにある’したう’コトの大切さやある意味難しさを何気に感じました。2026/09/27

ゆみねこ

82
おなじみの町が舞台。「株式会社こだま」は従業員24名の小さな会社。ベテラン事務員の大江都子・社長の家の飼い犬小鉄・大手の会社から転職した営業職の中園亜百合・元高校球児の高桑雅永の4人が語り手に。とにかく社長がいい人で、こんな会社に勤めてみたかった(笑)。おなじみのメンバーも登場して小野寺ファンには嬉しい限り。2026/09/18

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