口出し屋お貫

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口出し屋お貫

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784396636784
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「口入れ屋は商売だけど、
口出しするのは性分なんで」
若き女主人と元花魁が、人にからまる糸を解く!
著者好評の江戸人情話、最新作!

二十七にして三度目の奉公先から暇を取ったおれんは、昔馴染みの口入れ屋を訪ねた。帳場には見慣れぬ小娘。口入れ屋の主人と言えば、酸いも甘いも?み分けた食えない年寄りが相場である。ただの留守番に違いない――が。
「あたしは先代時三の孫で、貫と申します。二年前にこの店を継ぎまして、今年二十二になります」
それぞれの奉公先を辞めた経緯を語らせるお貫に反発して、おれんは店を飛び出す。別の口入れ屋に断わられ、通りで再会した元の主人には不義理をなじられ、疲れ果てて戻った部屋には、お貫が待ちかまえていた……。

内容説明

二十七にして三度目の奉公先から暇を取ったおれんは、昔馴染みの口入れ屋を訪ねた。帳場には見慣れぬ小娘。口入れ屋の主人と言えば、酸いも甘いも噛み分けた食えない年寄りが相場である。ただの留守番に違いない―が。「あたしは先代時三の孫で、貫と申します。二年前にこの店を継ぎまして、今年二十二になります」それぞれの奉公先を辞めた経緯を語らせるお貫に反発して、おれんは店を飛び出す。別の口入れ屋に断わられ、通りで再会した元の主人には不義理をなじられ、疲れ果てて戻った部屋には、お貫が待ちかまえていた…。若き女主人と元花魁が、人にからまる糸を解く!著者好評の江戸人情話、最新作!

著者等紹介

中島要[ナカジマカナメ]
早稲田大学卒業。2008年、「素見」で小説宝石新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

114
口入屋『やよいや』の若き女主人・お貫22歳はしっかり者で、結果お節介焼き。世間から「口出し屋」と言われている。祖父・時三に嫌われて8歳から同業の大店・大黒屋で修行し、2年前に祖父から譲り受けた『やよいや』を営んでいるのだが・・訪れる様々な客との厳しくも優しい人情味溢れる本作。既読の作品『𠮷原と外』の美晴がナイスなキャラのまま脇を固めるのが実に面白い。残念ながらお照は亡くなっていたが、そこも記されているのがちょっとしんみり。これはもうシリーズとして続編ありそうな予感が大だ。2025/05/16

楽駿

27
品川図書館本。東氏の新聞書評から。口入屋のはずが、まだまだ若い美空の、衣着せぬ物言いと、お節介のせいで、巷には口出し屋の呼び声も高い。痛快で、ちょっぴりホロリとした部分もあり、江戸町人ものの中でも、とても読み易く、痛快だ。本人の来し方も、それぞれ、意地の突っ張り合いの果てに、今がある。世話すると決めたなら、損得は二の次で、とことん面倒も見るけれど、それは貸し、と言う事。タダより高い物はないけれど、そんな形で人の縁を繋いで行ったりもする。『吉原と外』も登場人物のこれまでが書かれていそうで、読んでみたい。推薦2025/06/01

fuku3

26
2025.4.27読了。どうやら「吉原と外」の続きになるらしい。口入れ屋"やよいや"の跡継ぎの春平は店の客と駈落ちをし、娘がハ才の時に亡くなった。母親は姿を消した。春平の父、時三は孫のお貫を八才で同業の大黒屋に奉公に出した。二十歳になったお貫は、大黒屋の後押しもあり、やよいやの後を継いで店主になり2年がたった。隠居した時三は湯治に出掛け中。ここから物語がスタートする、口入れ屋の店主お貫が様々な客の要望にいかに答えを出し、口も出す6篇の連作短篇。22歳の小娘だがお貫の度胸と人を見る目は大黒屋のお墨付きだ!2025/04/27

みい坊

26
「吉原と外」の美晴とお照。どうやらお照の遺児を美晴が育てているらしい。本筋には関係ないが冒頭から少し驚く。口入れ屋の若い主、お貫。「口入れ屋は商売だけど、口出しするのは性分なんで」と言いながらお貫の店に訪れる大店の跡取り息子、忠義者の番頭、世間知らずの娘に時に厳しく、時にお節介に関わる様がシャキッと心地良い。最終話「老愁」居場所を無くした隠居の妄想にハラハラ。最後は幼馴染みの隠居同士の会話が微笑ましく、ジンワリと温かな気持ちになれた。お貫のシャキッと感、ピリッと色を添える美晴。このコンビも中々楽しかった。2025/04/24

クボタ

22
中島要さんの小説は初読み。祖父がやっていた口入れ屋を跡継ぎしたお貫が色んな客の要望を上手く答える。なかなか頭の良い女性口入れ屋。しかし口出し過ぎるから表題のように呼ばれる。面白かった。中島さんの他の作品も読んで見たい。2025/05/01

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