出版社内容情報
「架空の戦後沖縄の混沌としたエネルギーに、ただただ茫然自失した。
まさか、サイバーパンクに涙する日が来るとは。
疾走するストーリーの中、本物の魂が燦めいている」
作家 貴志祐介氏、絶賛。
『ループ・オブ・ザ・コード」の著者が紡ぐ、未体験ゾーン突入の歴史ハードボイルド超大作。
「ほんの一瞬だけなら何でも手に入れられる、俺の唯一の特技だ」
第二次世界大戦終結後、米軍占領下の琉球。その最西端の与那国島では、一本の煙草から最新鋭の義肢まで、ありとあらゆるものが売買される密貿易が行なわれていた!腕利きのサイボーグ密貿易人・武庭純は、ある日顔馴染みの警官からとんでもない話を耳にする。終戦とともに殺人鬼と化した元憲兵が島に上陸したというのだ。元憲兵探しに乗り出した武だったが、時を同じくして、謎のアメリカ人女性から 「姿も形も知れない “含光” なる代物を手に入れろ」という奇妙な依頼が舞い込んでくる。相棒の島人とともに奔走する武は、やがて、世界を巻き込む壮絶な陰謀に巻き込まれていく……。 琉球と台湾の史実をもとに描き出す、 サイバーパンク巨編!
一攫千金の夢が渦巻く欲望の“街”
その男は、ただ魂を求めた――
内容説明
第二次世界大戦終結後、米軍占領下の琉球。その最西端の与那国島では、一本の煙草から最新鋭の義肢まで、ありとあらゆるものが売買される密貿易が行なわれていた!腕利きのサイボーグ密貿易人・武庭純は、ある日顔馴染みの警官からとんでもない話を耳にする。終戦とともに殺人鬼と化した元憲兵が島に上陸したというのだ。元憲兵探しに乗り出した武だったが、時を同じくして、謎のアメリカ人女性から「姿も形も知れない“含光”なる代物を手に入れろ」という奇妙な依頼が舞い込んでくる。相棒の島人とともに奔走する武は、やがて、世界を巻き込む壮絶な陰謀に巻き込まれていく…。琉球と台湾の史実をもとに描き出す、サイバーパンク巨編!
著者等紹介
荻堂顕[オギドウアキラ]
1994年生まれ。東京都出身。早稲田大学文化構想学部卒。2020年、『擬傷の鳥はつかまらない』で第7回新潮ミステリー大賞受賞。二作目の『ループ・オブ・ザ・コード』が第36回山本周五郎賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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