妻の終活

個数:

妻の終活

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 283p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784396635763
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

まもなく七十歳になる一之瀬廉太郎は定年まで勤めあげた製菓会社で嘱託として働いている。家事や子育ては二歳下の妻杏子に任せきり、仕事一筋で生きてきた。ある日、妻から病院の付き添いを頼まれるがにべもなく断ってしまう。妻の頼みごとなど、四十二年の結婚生活で初めてだったのに。帰宅後、妻は末期がんで余命一年と宣告されたと告げる。呆然とする廉太郎に長女は「もうお母さんを解放してあげて」と泣きながら訴えるのだった―。余命一年を宣告された妻が、夫に遺す“最期のしごと”とは―。結婚四十二年、仕事一筋の男と家を守ってきた女。残された時間をどう生きるべきか…。

著者等紹介

坂井希久子[サカイキクコ]
1977年、和歌山県生まれ。同志社女子大学学芸学部日本語日本文学科卒。2008年「虫のいどころ」で第88回オール讀物新人賞受賞。17年、『ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや』で第6回歴史時代作家クラブ賞新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

531
妻・杏子がデキすぎ。妻の病が進行するにつれ、廉太郎がその〇ソ(失礼)みたいな言動をじょじょに改めてはいくのだが。実際にそんなことが可能なのかと、最後まで疑心暗鬼で読み終えた。にしてもあの世代は、本当にあんな感じなのか。暗澹たる思い。 2021/09/01

さてさて

309
『お父さんはずっと、お母さんの人生を搾取してきたんじゃない!』この作品には、家庭を全く顧みず、仕事に邁進する中に人生を生きて来た夫の廉太郎と、余命一年となってもそれでも夫を案じる妻・杏子の姿が細やかな描写の中に描かれていました。廉太郎の無神経極まりない言動、行動の数々に怒りが抑えられなくなってくるこの作品。そんな夫のことを最後の瞬間まで思い続ける妻の姿勢に魅せられるこの作品。『がん』は実は一番幸せな死に方とも言われ出した昨今、改めて『がん』という病の特殊性に思いを馳せることにもなった素晴らしい作品でした。2023/08/05

いつでも母さん

232
『あたりまえの日常は、いつか必ず終わるのだから。』わかっているのに喪してから気付くんだー『私が死んだら、この人は生きていけるでしょうか?』この帯に釣られ、余命1年の妻・杏子の心情に同化して読んだ。会社人間の夫の姿に始めは怒りすら覚えたが、少しずつ自立していく姿に、寄り添う姿に、娘との関わり方に、衰弱していく妻との別れの時に切なくて苦しくて悲しくて泣けた。そしての終章でガツンと涙が止まる。坂井さんにしてやられた感じだ。2019/09/30

おしゃべりメガネ

189
ある程度予想はしてましたけど、やっぱり思ってた以上に泣いてしまいました。まもなく70になる「廉太郎」はある日突然、妻「杏子」から病院の付き添いを頼まれますが、仕事を理由に断ってしまいます。後日、妻から余命一年と宣告され、そこから、これまで何ひとつ家庭を顧みなかった「廉太郎」の苦悩と苦難が始まります。とにかく亭主関白一貫で生きてきた主人公の妻や二人の娘に対する言動に度々、イライラし失望させられます。今更ではありますが、自分は連れ合いにどう接して、どう思われてるのか。自分一人になったトキなど考えさせられます。2019/10/19

kotetsupatapata

184
星★★★☆☆ ストーリー展開は想像した通りです。 もし自分が余命を宣告されたら、又身内が同じ状況に置かれたらと我が身に置き換え読みました。 自分ならこんなに冷静にいられるか、多分発狂してしまいそうですが、杏子さんは気丈に振る舞っていた分、「覚悟」の章で不安や恐怖をぶちまけたシーンは、迫真にせまるものがあったと思います。 もしうちの妻さんが先に逝く事になったら、心の空洞を埋める事は無理だろうな😢 取り敢えず全く出来ないボタン付けを教わろうと思いました2021/06/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14455112
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品