いつもおまえが傍にいた

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784396635039
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報



今井絵美子[イマイエミコ]

内容説明

ステージ4の乳癌で、3年の余命宣告。抗癌剤治療を拒否し、執筆に余命を懸ける女流作家の生き様!

目次

俎の鯉
初代キャシー
キャシー二世の誕生
二人と一匹、いざ出陣!
お帰り、キャシー三世!
キャシー四世、福を運ぶ
いつもおまえが傍にいた

著者等紹介

今井絵美子[イマイエミコ]
広島県生まれ。成城大学文芸学部卒。画廊経営、テレビプロデューサーなどを経て、1998年「もぐら」で第16回大阪女性文芸賞佳作、2000年「母の背中」で第34回北日本文学賞選奨、03年「小日向源伍の終わらない夏」で第10回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞、15年「立場茶屋おりき」シリーズで第4回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイプ

20
今井さんの書かれた本は結構読んでいる私。長~いシリーズだったおりきの話も読み終えました。今井さんが癌闘病中とは知っていましたが、本書では本人の言葉で病気の事にも触れています。いろいろな治療法からどれを選ぶのかは本人が決めることだけれど。。。今手元には「髪ゆい猫字屋繁盛記」の7作目があります。願わくは少しでも長くこの話を読んでいきたい。2017/02/12

yuko

14
時代小説の人気作家今井絵美子さんの自叙伝。ものすごく波乱万丈でびっくり。この豊かな人生経験があるからこその小説なのでしょうね。2016/10/02

ちゃこてい

8
時代小説の今井絵美子さん、まだ小説は読んだ事がないのだが猫のエッセイだ!と飛びついたのだが、なんと自叙伝だった。所々愛猫のキャシーが登場するが、驚きは今井さんの波乱万丈の人生。自身の自殺未遂、ご主人の自殺、画廊経営、TVプロデューサーの仕事、詐欺にあったり、牛丼屋の店員として夜間働いたり…。今は癌を患い、しかし書き続ける為に抗がん剤治療はされていないとの事。強い女性、潔さに敬服する。2016/09/02

あかんべ

7
余命3年という衝撃的な告白から始まるこのエッセイ。いままでの人生も物語以上だし、猫と出会いと別れ。友達のうちの猫も毛色は変わっても、代々「どら」って呼ばれていたのをおもいだした。余命を知ってカッとおき火が燃え出したような、時代小説ではなかったペンタッチ。新たな今井絵美子を見た気がした。2016/09/08

きみさん

4
時代小説作家・今井絵美子さん。私にとっては未知の作家である。今回、讀賣新聞の書評欄で知った。曰く、「乳がん患者でありながら、痛み止めを服用しつつ執筆を続行。余命3年」と。著者の近影、頬がやせて痛々しく感じた。しかし、なんだろう、彼女のこの強さは!作中の「わたしにとって最悪なのは、書けなくなってもだらだらと生きて行くこと」の言葉が、胸を衝く。この本は、一口で言えば「愛猫キャシー(4代に亘る)をふんだんに絡ませた自叙伝」なのだが、彼女のこれまでの人生の、必死の思ひのこもった総括なのだった。 2016/10/30

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