出版社内容情報
新時代への希望を胸に成長する青年が事件を追う、気鋭の長編時代書下ろし!
開化の帝都に連続する死。“四人の敵"は誰なのか?
戊辰戦争で孤児となった会津の青年琢磨は、十六歳を迎え、築地外国人居留地近くの西洋茶店都鳥に寄宿することとなった。主人の祐三郎は、書生を無償で西洋塾に通わせる奇特な人物。だが、訪ねた矢先、新橋の牛鍋屋主人治五郎が割腹死体で発見される。明治の世に切腹? 侍の出ではなく、若い頃の悪事を悔いて洗礼を受ける予定だった治五郎が、自死を選ぶのは不自然だった。さらに、この事件には、一連の敵討ちの端緒と思われる、ある理由があった。
続発を防ぐべく、琢磨たちが治五郎の過去を洗い始めた矢先、第二の殺しが……。
序章
第一章 都鳥
第二章 牛鍋屋治五郎
第三章 西洋塾
第四章 月の欠片
第五章 もう一人の敵
終章
【著者紹介】
1968年北海道旭川市生まれ。千葉大学文学部文学科仏文専攻卒業。札幌市在住。2008年、「寿限無 幼童手跡指南・吉井数馬」で第30回小説推理新人賞受賞。09年、受賞作を収録した連作短編集『吉井堂謎解き暦 姫の竹、月の草』でデビュー。他の著作に『こらしめ屋お蝶花暦 寒中の花』『恋仏』『夢行脚 俳人・諸九の恋』『お役目は影働き 忍び医者了潤参る』。
内容説明
新時代への希望を胸に成長する青年が事件を追う、気鋭の長編時代書下ろし!開化の帝都に連続する死。“四人の敵”は誰なのか?
著者等紹介
浮穴みみ[ウキアナミミ]
1968年北海道旭川市生まれ。千葉大学文学部文学科仏文専攻卒業。2008年、「寿限無 幼童手跡指南・吉井数馬」で第30回小説推理新人賞受賞。09年、受賞作を収録した連作短編集『吉井堂謎解き暦 姫の竹、月の草』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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