FUKUSHIMA DAY

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  • サイズ B6判/ページ数 147p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784396633790
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

経済力もなく、政治的な意見が言えるわけでもない。そんな時、何者でもない「ぼく」だったらどうするのか。東京に住みながら福島に家族を持つ一人の男の子の感情を掘り下げて、愛と心の距離を描いた映画「FUKUSHIMA DAY」話題作の完全小説化。桜井亜美×岩井俊二氏対談収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホン

2
遠くから被災した故郷の身内を思えば 心配で心配でたまらないだろうが そこに住んでいる人から見れば 放射能は目に見えないし 今すぐ変化が起きるわけじゃないから 決断しにくい  その通りだと思う この物語に出てくる 恋愛中の女性なら 当然 そちらを優先するのも頷ける 強制退去でもされない限り 今ある満喫した生活から そう簡単に離れられない 自分が福島の住人でも 多分 そうなると思う 軽いタッチで描いているのが 良い。 2012/06/01

あおいたくと@灯れ松明の火

1
福島が故郷の青年、家族や好きだった幼馴染みを東京に移住させようと帰省する。難しいテーマだよなぁ。読んでて津波の後バイト先を初めて見に行った時のことを思い出した。最後のトークがぶっちゃけすぎて凄かった。賛否両方。2012/02/18

ホワイトさん

0
告白しなかった思いは冷凍保存される。福島に残る家族を、幼なじみを東京に連れていこうとする主人公。でも、みんなそこにある生活を置き去りに福島を去ることができない。作中に出てくる福島新地には何度も行ったことがあるため、そこに元あった生活を想像しながら読むことができた。2016/10/18

Lulo

0
またまた桜井亜美さん。 言葉の力、表現力が美しい。 映画化してるから映画も観よーっと2014/12/07

カヒミ*

0
『せつないきもち』は伝わってきた。でもやっぱりFUKUSHIMAを表す文章はどんな表現を使っても綺麗事にしか聞こえない。あの地での現実は、言葉、写真、映像..を超える計り知れないものであって。何が本当で 何が正しいのかに答えはない。★★☆☆☆2015/06/01

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