赤い森

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  • サイズ B6判/ページ数 372p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784396633400
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

その森に踏みこんだ者は、2度と帰れない――
一家が惨殺された樹海のなかの山荘。
禍々しき森の、いまだ解明されぬ事件。
血塗られた伝説に挑む者を襲う悲劇の連鎖!
ベストセラー『黒い森』の戦慄をはるかにしのぐ謎と恐怖
“赤い袋とじ”の奥底に隠された衝撃の真実とは!?

あの家で何が起こったのか、誰も知らない……
私はだめな男だ。もうこれ以上、生きてはいけない。可哀相だが、あいつらも私と一緒にあの世へ旅立ってもらおう。
ただ、私たちが生きていた証を後世に残しておかなくてはならなかった。ここで一体何が起きたのか、記録を残しておくことが私の使命だと考えている。
さあて。では、始めるか。
9月2日、午後8時20分、人間狩りのゲームの幕が、今まさに切って落とされようとしていた……。
――本文より

内容説明

一家が惨殺された樹海のなかの山荘。禍々しき森の、いまだ解明されぬ事件。血塗られた伝説に挑む者を襲う悲劇の連鎖!その森に踏みこんだ者は、二度と帰れない。

著者等紹介

折原一[オリハライチ]
1951年、埼玉県生まれ。早大第一文学部卒。旅行雑誌の編集者を経て、1988年に『五つの棺』(のちに『七つの棺』に改題)で小説家としてデビューする。同年『倒錯のロンド』で江戸川乱歩賞候補、95年には『沈黙の教室』で第48回日本推理作家協会賞を受賞するなど、緻密な本格ミステリーから、ホラー、サスペンスと幅広く第一線で活躍し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

49
樹海その4。文庫オリジナルの過去2作も同時収録。今回のは袋とじも必要なかったような気がする。2013/12/26

そのぼん

36
繰り返し繰り返し…。ミステリーっていうよかホラーっぽい感じがしたした。樹海の中をさ迷い続けて出られなくなるような不気味さがありました。一話一話、繋がっているようないないような…なんとも形容し難いテイストの作品でした。2012/07/09

nyanco

35
黒を読んだので赤も…。う~~ん、続けて読んだせいで既視感が強く、樹海の中をぐるぐるしてしまいました…。2章の謎の誰か…は「人間椅子」か…?と思ったのですが、ああ…そういう展開か…という感じ。散々盛り上げた閉じ込み…、う~~ん…コレ?って感じで…その後にわざわざ、解らなかった人のために…みたいな記述まであったら、コレ要らなかったんじゃない…って感じてしまって。先に構成ありきで書かれたものは期待が増しすぎてガッカリ…となるので難しいですね。続→2010/05/22

Yuna Ioki☆

24
一つのストーリーというよりは連作短編小説といって感じかな。樹海と山荘と殺人事件をテーマにしているが、実際に起こった殺人事件は樹海の山荘ではない。なんだか周りだけが作り話を信じて振り回されている感じで、ミステリーではなくコメディなのか?(笑)折原一の作品は黒い森と赤い森しか読んだことがないのでなんとも言えないのだかこういう感じの作風ばかりなら合わないかな^_^;2013/10/11

あっ!chan

22
樹海、山荘、手記、そして一家殺人事件とミステリの舞台はそろって、三部構成の物語は始まるけど…繰り返される民宿や樹海や山荘での様子とそれぞれの結末で明かされる真実が、私を迷路の中に引き込んでいく。久しぶりの折原さん、いつものようにモヤモヤ感いっぱいですが、やっぱりやめられません。2025/04/12

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