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文久元年の万馬券―日本競馬事始め

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  • サイズ B6判/ページ数 385p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784396632397
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

アメリカから連れ帰ったアラブ馬の世話をする富樫裕三郎には悲願があった。郷里・三春に残してきたりんとの恋、そして本邦初の競馬場の建設であった。しかし、幕末という時代は、そんな彼をも動乱のなかに巻き込んでいく…。横浜からパリのロンシャン競馬場、そしてドイツのバーデン・バーデンまで、現地取材と綿密な歴史考証を駆使して書き上げた巨編・幕末秘話。

著者等紹介

岳真也[ガクシンヤ]
1947年、東京生まれ。慶応大学経済学部卒、同大学院社会学研究科修了。66年、学生作家としてデビュー。著書に『水の旅立ち』『小栗忠順』など多数。ベストセラーとなった『吉良の言い分』以来、時代小説や歴史小説を中心に活躍。歴史に材をとったエッセイも多い
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

れい

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日本初の競馬場整備に奔走した主人公の人生を、当時の歴史も絡めて描いたもの。もちろん個人的なことはフィクションなのだろうけれど、読み物として十分楽しめた。2015/04/04

cassyu

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江戸時代の終焉期から明治へ。いろいろな思惑が絡んだ歴史の流れが分かりやすく書かれていてあの時代の入門書としてもいいかも。馬、競馬、はスパイス程度でした。2009/07/13

スギちゃん

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時は幕末。幕府の勘定奉行だった小栗上野介の家臣、冨樫裕三郎の半生を描いた小説です。日本に元々あった競べ馬にイギリスの馬やルールを持ち込み競馬を実現させた人々の奮闘が描かれます。若き日は騎手、そして晩年は協会設立に携わった裕三郎。歴史の流れとして生麦事件や会津戦争、さらにはパリ万博などの出来事が起こる一方で、恋人りんとの切ないロマンスも息子の登場もあり、人間ドラマとしても読み応え十分でした。2022/01/13

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