色街を呑む!―日本列島やりつくし紀行

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  • サイズ B6判/ページ数 267p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784396632281
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

「地方のうまいものを食べて、地酒を呑んで、色街とあらば、ふっふっふっ、そのあとはひょっとして…」邪な著者が邪な思いを抱いて旅にでた―。遊廓の名残ある土地から、新興の過激風俗地帯まで、全国津々浦々、裏風俗のメッカを訪ね、呑み、かつ××した、あやしい記録。なにが邪か、それは読んでのお楽しみである。もちろん、裏ガイドとしても役に立つ。どう使うかは、あなた次第。

目次

和歌山・天王新地の巻―やり手婆がとつぜん突き出したもの
黄金町&堀之内の巻―桃色の蛍光灯の下、女たちの目線の強さ
町田・田んぼの巻―肌を剥き出した少女と気だるい女を隔てたのは?
高知・玉水町の巻―古びた旅館の二階からこぼれ出たもの
京都・五条楽園の巻―一見をこばむ闇のむこう
大阪・飛田新地の巻―美少女たちの化粧や髪型の謎
釧路&札幌の巻―滅び行く色街の残影
青森・第三新興街の巻―猥褻語溢れる、連絡船の遺した祝祭
宮崎・上野町の巻―あの球団選手も遊んだかもしれぬ色街
群馬県・太田の巻―いかなる街の風俗地帯にもないセンス
金沢の巻
松山・ネオン坂の巻
フィリピン・マニラの巻
パリの巻
福島県・小名浜の巻
ソウル・弥阿里&清涼里の巻
西川口の巻
三重県・A島の巻

著者等紹介

勝谷誠彦[カツヤマサヒコ]
1960年、兵庫県生まれ。砲弾飛び交う紛争地帯から、脂粉漂う誘惑の街、はたまた無人の荒野まで、世界を股にかけ、とぼとぼと歩き回る、根っからの取材好きの、紀行家である。ローカル線、日本酒など、旅、食に関するエッセイから、政治、国際問題まで論じるコラムニスト、写真家
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

miu_miu

1
勝谷さんの本を花房観音さんが紹介していて、絶版でしたが図書館にあったので読めました。もっと前に読んでいたら行けたのにと残念。飛田新地(鯛よし百番)、黄金町、西川口以外は足を踏み入れたことがない。最後のA島の話は90年に三重県の人から聞いたことがあります。飛田新地は残っていそうですが、他はもうないんだろうなぁ。高度成長期からせいぜいバブルまでのような気がします。町田は近くに住んでいたのにまったく知らず、びっくりでした。勝谷さんの文章は味がありますね。小説書けば(書ければ?)よかった。合掌2023/03/23

ぼっせぃー

1
ここに書かれている街のほぼほぼ全てが、今や廃墟としてネットに名を連ねている。キレとユーモアのあるかつてのジャーナリストの文体が、くすんだ街角に満ちた本書を支えている。2019/08/05

なむなむ

0
吹き溜まりにずぶずぶ…街の時間のなかに埋もれて正体をなくす。人を呑み込んでいく妖しさをみた2023/12/24

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