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戯作者滝沢馬琴 天保謎解き帳

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  • サイズ B6判/ページ数 211p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784396632021
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

天保十二年(一八四一)、正月。江戸の鮫河橋谷町で奇妙な事件が起こった。町で評判の人面犬によく似た桶職人の万次郎が、へっついに首を突っ込み死んでいたという。果たして、事故か他殺か?直後、人面犬の飼い主である米屋の放蕩息子が消息を絶った…。話を伝え聞いた戯作者・滝沢馬琴は疑念を抱き、下掃除人の斧吉と嫁のお路に調査を命じた。齢七十五歳、目は見えずとも『南総里見八犬伝』を創作中の馬琴が、その博覧強記と想像力で繙いた事件の裏側とは?天保の改革間近の爛熟した江戸文化を舞台に、歴史の虚と実を織り交ぜた著者真骨頂の時代推理小説。

著者等紹介

永井義男[ナガイヨシオ]
1949年生まれ。’97年、和算を題材とした時代推理『算学奇人伝』(祥伝社文庫)で第6回開高健賞正賞を受賞、本格的作家活動に入る。緻密かつ広汎な史料の渉猟と、卓抜の着想で描かれる氏の作品は、独自の時代エンターテインメントとして注目を集める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

sachi

1
滝沢馬琴が眼疾に見舞われながらも「南総里見八犬伝」を書き上げる間に起きた「犬」絡みの事件を解く話。 目が見えない分、解決には嫁と下掃除人の手助けが必要となってしまい、馬琴の活躍があまり目立たないように感じた。2011/05/17

siopop

0
滝沢馬琴を安楽椅子探偵に見立てて物語りは展開します。 目が見えなくなってから、息子の嫁と口述筆記で八犬伝を書き続けた話は有名ですけど。 そんな逸話を膨らませてこんな楽しい一冊に仕上げるなんて、面白かったです。 なぞは直ぐ分かってしまうし、馬琴の探偵はそれほど活躍しないし、推理は嫁で実際の捕り物は下掃除人の百姓って構成がユニークで楽しいです。馬琴だけに3部構成のお話はみんな犬つながりってとこも楽しかったです。2013/09/26

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