我、天下を望まず―毛利元就軍記

我、天下を望まず―毛利元就軍記

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  • サイズ 新書判/ページ数 387p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784396631444
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

毛利元就は、初陣に、わずか150人余りの兵を率いて、安芸武田の5000人の軍勢に挑んだ。この合戦の勝因は、最前線に登場した妹地党の働きにあった。奇妙な戦法…。以後、彼らは影の毛利軍として、元就の采配を支えることになる。生涯に240回の合戦をし、中国地方を制圧しながら全国制覇の野望を持たなかった元就の生きざまを描く歴史長編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

風花 kazahana

7
歴史小説によく出てくる名前 毛利(この程度の認識) どんな感じかなーと思い 毛利で検索して出会った本。本能寺の変の時 秀吉が毛利を騙して明智を討ちに行ったという大河ドラマイメージ。が、これは輝元だった!無知だった私がやっと 毛利の三人の息子の有名な三本の矢を知る!妻を愛し息子を愛した元就だが戦国武将ゆえ戦場ではソルジャーに徹する。それを影で支える妹地党、忍びの力で大内、尼子を調略していく様子が策士である。人物名多すぎで大変だったが勉強になった!2023/02/11

ゆり

3
買い本。題名がやたらとかっこいいが、天下どころか自分の領地を守るだけで、一生が終わりかねなかった毛利家。そこに希代の謀神、毛利元就が生まれる。某スタイリッシュ戦国ゲームから、入った小説だったが読みやすく、これが歴史への入り口だった。この本の元就は謀は勿論、戦では先陣を切り、毛利家の者には愛情を与える。特に妻、妙久には一途に愛を尽くし側室を持たなかった。彼女が亡くなった後の、女狂いはそれはそれで彼の人間味に触れられて良かった。2010/10/22

Ryuji

0
★★★

しぇるぱ

0
長編小説では第一作なんだそうです。普段は、仏教解説書を書いているのだそうです。小説としては生固で、編年を懸命に追いかけております。「我、天下を望まず」これが題名ですが、この言葉は後世の評伝で、題名と内容は完全にかけ離れております。毛利元就、21歳の初陣、遅いデビューですが勝ち戦です。元就、44歳、尼子の大軍に郡山城が囲まれる。これを撃退して大いに名を挙げた。元就、59歳、厳島の合戦で陶春賢を殲滅した。66歳で尼子を滅ぼした。中国筋での大大名に成り上がるわけです。防長を手にいれ、雲石を取り込み、因伯まで飲み2010/09/02

あしちゃん

0
「足るを知ること」ということかな。難しいことだと思う。 山口の毛利のお墓に行ったことがある。大きなものだった。毛利は大身なのだろうけど、元就が生まれ育った頃は小国だった。それを大国にしたのは、常に戦って諦めなかったから。諦めないことと、足るをしること。どっちも難しいけど、うーん、ほどほどということかな。2023/02/05

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