サルたちの遺言―宮崎幸島・サルと私の六十五年

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784396620882
  • NDC分類 489.9
  • Cコード C0045

出版社内容情報

日本の「サル学」の発展を支えた
元教師(2012年4月7日、満97歳で逝去)が語る
「サルが教えてくれたもの」

日本の「サル学」の発展を支えた
元教師(2012年4月7日、満97歳で逝去)が語る
「サルが教えてくれたもの」

●「人間とは何か」を、サルが教えてくれました……。
宮崎県幸島(天然記念物)の野生ザルと出会って六十五年。
京都大学霊長類研究グループの学者たちを援け、
その詳細な観察記録で日本の「サル学」の発展に多大な貢献をした
著者が語る、「サルと私」の感動の物語。
「ボス(リーダー)とは何か、母子とは何か、いかに死んでゆくべきか…。
愛しきサルたちは、私の目の前で、身をもって示してくれました」


[目次より]
はじめに―「人間とは何か」を、サルが教えてくれました。
第一章

内容説明

「人間とは何か」を、サルが教えてくれました…。宮崎県幸島(天然記念物)の野生ザルと出会って六十五年。京都大学霊長類研究グループの学者たちを援け、その詳細な観察記録で日本の「サル学」の発展に多大な貢献をした著者が語る、「サルと私」の感動の物語。

目次

第1章 ボス「カミナリ」物語
第2章 「アカキン」の死
第3章 帰ってきた「ヒヨシ」と「怪盗十五ヱ門」
第4章 女王「ウツボ」の愛
第5章 サルと私の愛しい日々
第6章 母「エバ」と天才少女「イモ」
第7章 「セムシ」と「イカ」の決闘
第8章 人間に恋したサル
第9章 「カミナリ」の最期

著者等紹介

三戸サツヱ[ミトサツエ]
1914年、広島県生まれ。34年から朝鮮、満州にて小学校の教員生活を続け、終戦を経て47年に引き揚げ。以後、宮崎県に住み、教師生活の傍ら、京都大学の霊長類研究者たちを援け、天然記念物である幸島のサルの観察を続ける。70年に教師退職後も京大幸島野外観察施設の職員となって研究を続け、その詳細な観察記録は日本の「サル学」の発展に多大な貢献を果たした。文部省科学奨励賞、サンケイ児童文学賞、吉川英治文化賞など数々の賞を受賞

小田豊二[オダトヨジ]
1945年、旧満州生まれ。早稲田大学政経学部卒。出版社、デザイン事務所勤務後、井上ひさし率いる劇団「こまつ座」創立に参加。機関誌「the座」元編集長。20年前より聞き書きの活動をはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Koichi Yamashita

2
コレはいい本だった。宮崎の幸島でニホンザルの観察をしてたお母さんの話しで、とても優しく、時に厳しく、語り口調で書かれていて時々目頭が熱くなった。2018/05/05

lanikai

2
ニホンザルの観察記録だといえばそれまでだが、終始愛情ある語り口で話す三戸さんの言葉を口語のまま書籍化しているためか、読むだけで情景が広がり、何とも魅力的な一冊となっている。ボスザルを頂点とするヒエラルキーやイモを洗って食べる方法の発見、突然始めた二足歩行、人間に恋してしまうメスザルの話など面白すぎ。小学生でも読めて楽しめて泣ける物語であり、生物科学本でもあり、研究者の姿を追ったドキュメンタリーでもある。2013/10/25

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