目次
歌舞伎座へ
冷麦に致しましょうか
いろはにほ
天涯に一粒
巴里の黴
あの日あの時
遠花火
著者等紹介
中島誠之助[ナカジマセイノスケ]
昭和13年(1938)東京・青山生まれ。南青山に古伊万里専門店「からくさ」を開店(昭和51年~平成12年)。「骨董通り」名付親。テレビ長寿番組『開運!なんでも鑑定団』に初回より出演、鋭い鑑定眼と江戸っ子トークでお茶の間の人気者に。「いい仕事してますね」のセリフが有名になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なにょう
10
よかったです。父母を亡くして、養母に育てられ、いろいろあって伯父の家に転がり込む。伯父の家ではこき使われる。苦労人だったなあ。今なら問題だけど、当時、当人はそんなもんだろって思ってたみたい。捨てる神あれば、拾う神あり。同級生、その親が救いの手を差し伸べてくれた。長じて、骨董店を開き、世に広く名を知られるようになる。面白い人生だなあ。2024/03/01
ゆうろう
0
著者はテレビ番組で存じ上げていたが、若い頃マグロ船員だったという経歴からも特に興味を持っていた。1年前に地方紙の書評で紹介されていたこの本を手に取った。決して恵まれた境遇ではなかった幼少期、若かりし頃。それが変わったのは「妻を得て川を渡りし水澄む日」からだという箇所(P174)が印象に残った。マグロ船員時代のことも書かれており、興味深く読んだ。シイラの刺身は俺も船上で食したことがあり、懐かしい。マグロ船上では酒類一切なしとは初耳だった。漁船員は酒を呑みつつシゴトもする、なんてのは見当違いの偏見なのか…。2024/04/17
たつのすけ
0
◯2023/07/12