出版社内容情報
東日本大震災を経験した著者の非常時の備え、ラクする家事習慣、家族の片づけなど、いますぐできる具体的な片づけが満載。
内容説明
家を捨て、家族を捨てて出家した。六十代の随想を収録。
目次
1 友人、知人の訃報―一九九七年
2 『源氏物語』の現代語訳、完成―一九九六年
3 阪神・淡路大震災を体験―一九九五年
4 慈悲をもって生きる―一九九四年
5 得度して二十年めの転機―一九九三年
6 いまを切に生きる―一九九二年
7 仏教徒としてできること―一九九一年
8 戦争反対、世界が激動の一年―一九九〇年
9 幸福な晩年とは―一九八九年
10 ものを書く苦しみと喜び―一九八八年
11 忘己利他の精神で―一九八七年
著者等紹介
瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
1922年、徳島県生まれ。1943年、東京女子大学卒。1957年、「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞、61年、『田村俊子』で田村俊子賞、63年、『夏の終り』で女流文学賞を受賞。1973年、岩手県平泉の中尊寺で得度。法名寂聴(旧名・晴美)。京都嵯峨野に「寂庵」を構える。1992年、『花に問え』で谷崎潤一郎賞、96年、『白道』で芸術選奨、2001年、『場所』で野間文芸賞を受賞。98年に『源氏物語』の現代語訳を完訳。2006年、文化勲章を受章。2011年、『風景』で泉鏡花文学賞を受賞。著書多数。2021年11月9日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ここぽぽ
14
世の中を広い視野で捉えて、行動的な寂聴さんのエッセイ。エネルギッシュで、気骨があり、情熱的な人。魅力がいっぱい詰まった一冊。よい言葉がほろほろ出てきて、励まされた。2023/11/22
キイロイネコ
14
瀬戸内寂聴さんの、寂聴だより1997年から1987年のエッセイをのせたもの。 タイトルから想像していた物を捨てて、、、という話ではなかった。 世の中の物事について、寂聴さんが感じたことを綴ったものでした2023/03/05
ユカ
7
ムダな時間一切なし。人のために働き続けて、書くことで疲れを癒して九十九年の人生を全うされた。実は(なんか私欲多めね)とチラッと思ったことがあったのだけど、それを今は称賛の言葉として使いたい。私欲があくまでも人のためだから。2022/07/23
Keiko
4
201頁まで読書。図書館返却期限が来たので、取り敢えず途中ですが終了。機会があれば再読したいと思います。2023/02/10
あいすくりーむ
1
気になるところだけ流し読み。タイトルに惹かれて手に取ったが、物を捨てる的な話はなかった。瀬戸内寂聴さんの生き様、考えを知れるエッセイ集。2024/03/08