内容説明
Eコマース、スマホアプリ、そしてNFT―なぜコロナ危機に勝利したのか。そのビジネスモデルの全貌を知れば、デジタル時代のヒントが見えてくる。
目次
第1章 コロナ危機とナイキ(暗黒の春;CEOの交代と予想外の2020年第3四半期 ほか)
第2章 驚異的なリバウンド(CDOからCDAへ;アマゾンとの決別 ほか)
第3章 DX戦略の道のり(スティーブ・ジョブズとナイキ;成功した方針変更 ほか)
第4章 リセール市場とNFTスニーカー(偽物スニーカーの闇;リセール(再販)市場は60億ドル規模に成長 ほか)
第5章 「アスリート資本」とナイキのメッセージ(アスリート資本の原点―スティーブ・プリフォンテーン;テニスとバスケットのアスリート資本 ほか)
附章 私とナイキ
著者等紹介
白土孝[シラツチタカシ]
1954年生まれ。北九州市立大学文学部英文科卒。2007年、株式会社チヨダ取締役就任。マーケティングおよびIRを担当する。2013年、株式会社マックハウス代表取締役社長。2019年にマックハウス退任後、中小企業のデジタル化支援のコンサルティング会社「LINK496」を設立し代表となる。2020年株式会社鍋久、取締役就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gokuri
3
ナイキの成長の過程をECの進展とともにつづる書。 コロナ下において、成長をつづけた直接的要因は、CEOの戦略的な取り組みによるところが大きいものの、世界企業として成長続ける中で、スニーカーの商品の特性を生かしたリセール市場を意識した商品のリリース、アスリート資本を育てた広報戦略、そして昨今の女性、人種、人権を扱った積極的メッセージ発信など・・・。著者が日本人なのにこんな多様な分析がされていることに驚かされる。 こうした企業をお手本に、日本企業も頑張らねばいけない。2022/09/20
Tadashi ANDO
0
ナイキに関する本は初めて読んだな2023/07/30
ゆーず
0
自分の読解力がないのか、ただ出来事と数字を並べただけの本だったような気がする…。その中でも良かった言葉はCEOドナホーの“メンバーシップこそが真の差別化要因である”という言葉。マーケティングをあれこれ考える際にどのくらい売れるのかと、数字の話ばかりしがちだが、顧客と密接に関わることを考える方が重要であることが理解出来た。他にもスポンサー契約に力を入れるナイキは「アスリート資本」と呼ばれる数字では見えない価値を重要視している。社長にもこういう目に見えない箇所にも投資が必要だと言ってやりたいと思った。2023/01/25
田中隼
0
ナイキのアプリはすべてといって良いほどインストールしている。フィルナイトの著書も読んでいる。ファンであり知人にも紹介している。まんまとナイキのマーケティング戦略に乗せられている。アスリート資本であり、感情に訴えかけること、がデジタルマーケティングとして重要なことであると理解した。2022/08/14