遺す言葉―「寂庵だより」2017‐2008年より

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遺す言葉―「寂庵だより」2017‐2008年より

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  • サイズ 46判/ページ数 358p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784396617776
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

誰かを幸せにするために
よく動き、よく働いた。

寂聴さんが編集長を務めた「寂庵だより」から
2008年から2017年までの晩年の随想、10年分を収録。

これはもう、生きすぎたケジメをつけなければならぬ時がきたと覚悟を決めた。
決めたものの、その実行が以前のようにさっさとできないのである。
遺書も書けていないし、身辺整理も何一つ出来ていない。
このままでは死にも出来そうにない。(「生きすぎたケジメ」より)

「寂庵だより」を始めたのは私が64歳の時で
出家から13年が経っていたーー。

もう、今夜死んでも不思議ではない年齢だ。
今となっては、何も思い残すことはない。
書き足りない想いもない。
出家したおかげで、あの世を私は信じている。
あの世で、先に逝ったすべての人に
再会できると信じている。(「法臘四十歳」より)

内容説明

誰かを幸せにするためによく動き、よく働いた―寂聴さんが編集長を務めた「寂庵だより」から晩年の随想10年分収録。

目次

1 定命尽きるまで―二〇一七年
2 今日もまだ生きている―二〇一六年
3 長い入院生活を経て―二〇一五年
4 闘病、骨折…困難の一年―二〇一四年
5 人生最後、九十歳の大革命―二〇一三年
6 丈夫な体、元気の秘訣―二〇一二年
7 東日本大震災を経験して―二〇一一年
8 今が一番、いきいきしている―二〇一〇年
9 よく動き、よく働いた―二〇〇九年
10 八十代の暮らしではない忙しさ―二〇〇八年

著者等紹介

瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
1922年、徳島県生まれ。1943年、東京女子大学卒。1957年、「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞、61年、『田村俊子』で田村俊子賞、63年、『夏の終り』で女流文学賞を受賞。1973年、岩手県平泉の中尊寺で得度。法名寂聴(旧名・晴美)。京都嵯峨野に「寂庵」を構える。1992年、『花に問え』で谷崎潤一郎賞、96年、『白道』で芸術選奨、2001年、『場所』で野間文芸賞を受賞。2006年、文化勲章を受章。2011年、『風景』で泉鏡花文学賞を受賞。著書に「悔いなく生きよう」(小社刊)など多数。2021年11月9日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

れい

7
【図書館】遺言を遺さず、この本も過去へと遡り、ある時ぷつっと終わりになっている。短編エッセイの寄せ集めといった印象。早くお迎えが来てほしいと言いつつも、年齢のわりには新しいことに柔軟でそれが長生きを助けたのではとも思わせる。仏門を潜った人という堅苦しさはあまり感じさせないが、やはり戦争時代を生き抜いた人というのは端々に感じられる。戦争を知る人が居なくなるのも心細い。2022/08/01

B.J.

3
会いたかった2024/03/13

すうさん

3
2008年から2017年までの「寂聴だより」という会員制のお便りを集めたもの。あと数冊このような短編の随筆が出る予定。彼女は「遺言」を残さなかったためこれらがすべて遺言に聞こえると徳島県の学芸員が巻末で述べているが、自分がいなくなった後のことを述べているようには思えない。病気や原稿の締め切りに立ち向かいながら常に「今をもがいて生きている」寂聴さんが感じられる。天台宗の尼さんが仏教を説教するのではなく、「私はこう思うのよ」という語り口で生きるための術を語る彼女の言葉に沢山の人が癒され救われてきたのがわかる。2022/08/18

amdd

2
生まれた時は「長くは生きられないだろう」と言われたそうだが、結果、九十九歳、大往生。七十代でも二晩ぐらいの徹夜は平気でこなし、八十六歳で泥酔騒動、老化を感じたのは九十代のことだという。何とバイタリティーある人か。死ぬ時は、ペンを握ったまま、机に突っ伏して息絶えていたいとのこと。実際はどうだったのだろうか。とても素直な文体で、心にスッと入ってきた。2022/06/12

なかちゃん

2
「寂庵だより」の随筆をまとめた一冊で、10年ごとにまとめて3冊にシリーズ化されるうちの、今回は80代後半から90代の晩年の随筆です。本やテレビで見ていても忙しくパワフルな寂聴さんでしたが、気持ちもパワフルだったんだなと読んで感じました。次も楽しみです。2022/04/13

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