内容説明
年をうまくとるという作業は、年をとってからでは遅い。人生100年時代の「美しい老後」の教科書。
目次
1 きびしさによる救済(他人が「くれる」ことを期待してはいけない;してもらうのは当然、と思わぬこと;自分でできぬことは、まず諦めること ほか)
2 生のさなかで(ひとりで遊ぶ癖をつけること;孫が老人を無視することがあっても、深刻に思うことはない;孫の守りをしてやること。そして恩にきせぬこと ほか)
3 死と馴れ親しむ(若いうちから、楽しかったことをよく記憶しておくこと;老いと死を、日常生活の中で、ちょくちょく考えること;長生きに耐えられるかどうかを考えておくこと ほか)
著者等紹介
曽野綾子[ソノアヤコ]
1931年、東京都出身。聖心女子大学卒。79年、ヴァチカン有功十字勲章受章。93年、恩賜賞・日本芸術院賞受賞。2012年、菊池寛賞を授与される。精力的な執筆活動の一方で、各種審議会委員を務め、世界に視野を広げた社会活動でも注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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カブトムシ
17
私は、古い版を読んだ。10年以上前のものは大体内容は忘れている。しかし、この本はバスの席を若者に譲られても立っている。とか、定年退職しても、暇に任せて安易な本の出版をしない。などの内容だったか?「山の音」を最近読んでいる(私の場合は、聴いている)が60歳の主人公が死を身近に感じている。最近は、70歳の総理大臣の誕生にも、年齢を問題にする人は見られない。私は、50代で中国に単身赴任して、ウォーキングに励んだ。路線バスは一律1元。空調時は2元で、どこにでも行けた。座席が少ないので、若者がよく席を譲ってくれた。
まるちゃん
6
読み終わってあまり日が経っていないけれど内容を忘れてしまった。しかし、曽野綾子さんの歯切れのよい言葉が爽快。読んでいる時間はそういう意味で楽しかった。2024/12/22